劇場公開日 1951年10月19日

南部の唄のレビュー・感想・評価

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4.0親と一緒に観た方がいい。

2023年1月28日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

これは1946年の映画で、南北戦争のすぐ後の話として観賞しないととんだことになる。 この当時に実写とアニメを加えてのディズニーの映画にして、心が温まる話に出来上がっている。 アンクル、ルミュスおじさんのおかげでジョージアの片田舎での生活に希望が持てたジョニー。お父さんは仕事で、アトランタに帰ってしまったけど、コットンのプランテーションの労働者の苦労話を歌にして、またそれがところどころに挿入される。私はこの映画を日本語『吹きかえ』で観ているが、リマスターでもされれば、音もはっきりするだろうし、お父さんの実家、プランテーションの映像もはっきりするだろう。 カラーアニメがシンプルで、このアニメのストーリーがジョニーのサバイバルスキルを向上させるのに一躍かっているが、ちょっと足りなく間抜け役の熊がかわいそうに。PCの運動の活発な現在だから、動物愛護運動家も加算して、一言も二言も言われるかもしれない。 "Zip-a-Dee-Doo-Dah"この曲はよく聞いたことがある。懐かしい。 体罰、女性蔑視の言葉、お母さん、サリーのアンクル、ルミュスおじさん(黒人)の扱い方や、ジョニーの友達である少年トビー(黒人)に対する態度(トビーをジョニーの誕生日に呼びたくないというサリー)など今の映画なら、取り除かないとPCムーブメントの標的になると思うが、この映画がリメイクされるなら、当たり障りのないものになるだろう。(私は吹き替え版で観賞したので、ちょっと日本語訳の問題にもなるから何とも言えない。)個人的な意見だが、もしリメイク版ができれば、時代背景があるから黒人への扱いは、この映画のままでいいと思う。ただ、観賞しながら、家族で話し合ったり、親が当時の不平等性を一緒にみている子供達に教えていくことが必要だともう。そうしないと、子供にとって、このイメージや発言は悪い意味で心に残ってしまう。 私はディズニー映画や南北戦争時代の映画をあまり鑑賞しないが、(英語で鑑賞したら)これはかなり刺激の強い映画である。アクセントがあると言った方がいいかもしれない。例えば、動物に例をとると、愛でる動物(犬)嫌われる動物(狐)、障害がありそうな動物(熊)、それに、要領のいい動物(兎)が存在感があって色濃く特徴を描いている。そして、囀る鳥たちは女の存在。こう言う動物を使って社会の存在を表していたのかもしれない?

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