ナバロンの要塞のレビュー・感想・評価
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たくさんの兵士や市民が死んでいく・・・
要塞爆破という話なのだが集められた兵士達が仲が良いのか悪いのか、内面的なことも結構描かれていた。
科学者ミラーがスパイがいることに気づきアンナであると暴き、責任問題を責め立てたとき仕方なく銃を取ったキースより一瞬早くマリアが射殺してしまう。
ミラー、キース、マリア、アンナの感情が入り交じり切ないシーンだった。
前の日の夜にアンナがキースに寄り添い涙した理由がこのときにわかったのだが戦争でなかったらみんな違う人生だったのに・・・
仕掛けられた爆弾が中々爆発せずイライラさせられるがやっとのことで爆発し任務は成功した。
最後はまたそれぞれの道に進んでいくがそこには死者の姿はない。
そしてその行く手はまだ戦争は終わっていない。
ドキドキ感、迫力感は随所にありさすが戦争映画だがあれから70年以上もたっているのに今でも戦争行為が行われているのは悲しい。
勉強していない人間がいかに多いか、そう思う自分が平和ぼけしてるのか?
名作の観直しは良し悪し
古い戦争映画だが大体の筋書きだけは覚えていた。難攻不落の巨砲要塞の爆破作戦、6人の特別チームが島に潜入する、あれこれあって気を揉むがなんとか爆破に成功、めでたしめでたし。
初見では結末が分からないからテンポの遅さに耐えられたのだろう。作戦に与えられた時間は5日だが仲間内の話ばかりでなかなか進まない、美人女優や村の結婚式など全く不要、実尺は2時間半だが興奮するのは嵐の中での上陸と最後の要塞潜入くらいだ。大作映画の弊害でビッグスターを集めるとそれなりの出番を用意しなくてはいけないから舞台劇さながらの長台詞、特攻作戦の最中に戦争の賛否や人道性で議論するのは止めてもらいたい。もしテーマとして盛り込むならセリフでなく映像で語るべきだろう。名作と思っていたがそうでもなっかたのは年のせいかもしれません、映画自体は変わっていないのだから・・。
難攻不落の要塞を攻略せよ!
第19回ゴールデン・グローブ賞作品賞受賞作。
Blu-rayで鑑賞(吹替)。
要塞に辿り着くまでの過程が多難続きな上、裏切者探しまで始まったり、クライマックスの要塞破壊工作はハラハラ・ドキドキが炸裂するはで、どこまで史実かはさておき、物語の面白さの全てが詰まっている感じで、最高の娯楽大作だな、と…
特撮が素晴らしい。一行が嵐に見舞われるシーンや要塞爆破など、アカデミー賞特殊効果賞受賞も納得の迫力でした。
たった6人で難攻不落の要塞を攻略しようなんて、無謀過ぎな作戦。決死の任務に挑む兵士たちのドラマが秀逸でした。
そして、炙り出される不条理。終わりの見えない戦いに虚しさを抱きつつ、戦わざるを得ない姿に考えさせられました。
[余談]
グレゴリー・ペックとデビッド・ニーブンがカッコいい。グレゴリー・ペックのダンディーさも堪りませんが、デビッド・ニーブンの服の着こなしも最高。男を磨く際の見本にしたい。
[以降の鑑賞記録]
2023/06/21:Blu-ray(吹替)
※修正(2023/06/21)
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