「今観ても面白い白黒サスペンス映画」嘆きのテレーズ chakurobeeさんの映画レビュー(感想・評価)
今観ても面白い白黒サスペンス映画
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世界映画史上に燦然と輝く『天井桟敷の人々』を監督したマルセル・カルネ監督の1952年作品、ということで鑑賞した。フランスのリヨンを舞台に病弱の夫を持った妻とその恋人との三角関係のもつれが殺人事件につながって、意外な結末を迎えて終わる。やはりこのころの現代映画は第二次世界大戦の影響が深く影を落とし、戦時中に日本兵から痛い目にあったという怪しい人間も事件に絡んでくる。 出てくる俳優も演技巧者で映画にとけ込んでいた。 結末の行方がはたしてどうなるのか、最後まで気になって、引っ張られた。安定感のある大人の映画だ。
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