ナイトホークスのレビュー・感想・評価
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意外としっかり伏線回収
アマプラで無料視聴期間切れの作品の中に見つけたので数十年ぶりに観てみた。
アクション俳優として人気が定着し始めた頃のシルベスター・スタローンの刑事ドラマで、彼のキャリアの中ではかなりマイナーな部類に入ると思う。
スタローンはヒゲ面のイタリア系の刑事という事で、アル・パチーノの「セルピコ」を相当意識したのではないかと思ってる。(ストーリー自体のテイストは全く違うが)
まだ年齢も若くスリムで身体も軽そうに見えるが、危険で派手なアクションはロープウェイのシーン(今だと相当地味)くらいでほとんどない。
当時はCGを使う事はほぼなかったし、スタントも自分でやってたのかもしれないのでそれが限界だったのかも知れませんが。
そういう事情もあって刑事役のスタローンより無慈悲でサイコなテロリスト役のルトガー・ハウアーの方がダントツで印象が強く残る。
ハウアーはマジもんか!と思わせるくらい目つきがヤバく、ブレードランナーのレプリカント役でもその狂気ぶりを発揮しているが、本作では整形後の顔として出てくるのでよりその顔面の怖さが引き立つ。
ちなみに整形前は特殊メイクか別の役者が演じているのか全くわからないほどで、特殊メイクだとしたら当時の技術には驚愕する。
子供の頃から大好きだったTVドラマ「地上最強の美女バイオニック・ジェミー」ことリンゼイ・ワグナーが別居中の妻役で出演しているが、スタローンと同じくらいの身長というのが起用のポイントだったのかも知れない。
女装デカ
シルベスター・スタローン35才、ロッキー2とランボーの合間に主演した一風変わったNY市警の刑事ものです。ダシルバ刑事(シルベスター・スタローン)は勇猛果敢な割に銃を撃つのにためらいがち、どうもベトナム戦争の後遺症らしい、その辺は後のランボーへの繋がりのようでもあるが、キャラは別物、ひどい髭面なのに女装して路上強盗を誘き出して取り締まる女装デカ。
敵は反米主義者の雇われテロリスト、ウルフガー(ルトガー・ハウアー)、売名行為に爆破や乱射など冷酷無比な殺人鬼。
ウルフガーもダシルバに似た髭面で紛らわしいと思っていたら、パリで整形し別人に、ダシルバは女装の経験から変装を見破る資質に長けているらしい。後から思えばちょっとしたセリフが伏線だったり仕込みの上手さも見どころでしょう。
人混みで銃を撃てないのでウルフガーを取り逃がす焦らしモードが約1時間、後半は吹っ切れたのか冷静沈着、テロリストに果敢に対峙する。なんといってもラストが見もの。
金髪の悪魔ルトガー・ハウアー
ヨーロッパのテロリスト(ルトガー・ハウアー)がニューヨークに入り込む。
市警のやりて刑事(シルヴェスター・スタローン)は対策チームに入れられ、追跡が始まる。
悪役で見せる作品かな。
少し華奢なスタローン
シルベスター・スタローンではなく、ルトガー・ハウアー目当てで観賞。
若かりしルトガー・ハウアーはやっぱりセクシーで良い。そして相変わらず笑顔が怖い。
シルベスター・スタローンが主演だけど、ハードなアクション映画ではなく、サスペンス寄りの刑事物。この頃はまだ少し華奢だから女装もできる。
彼のアクション目当てならオススメはしない映画かな。
決して悪い映画じゃないけど、ちょっと物足りなかったな。
リンゼイ・ワグナーの数少ない映画出演作ということで価値あり。でも映...
リンゼイ・ワグナーの数少ない映画出演作ということで価値あり。でも映画としても悪くない。悪役が悪すぎる奴なので感情移入しやすい。
ヒゲのスタローン
スタローンが髭ぼうぼうで整形してイケメンになったテロリストを追う。そのイケメンはルトガー・ハウアーだった。舞台は超物騒でありながらその荒廃ぶりが滅茶苦茶かっこいい80年代初期のニューヨーク。
退屈な捜査会議の場面にスタローンは腹を立てるのだが、見ているこっちも本当に眠くなるほど長く退屈だった。
地下鉄を追いかける場面やロープ・ウェイの場面は迫力があって面白かった。犯人がやる時は本当にやる男なので驚く。
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