「ブルース・リー香港映画第一作だからファンなら隅々まで堪能すべき」ドラゴン危機一発 星組さんの映画レビュー(感想・評価)
ブルース・リー香港映画第一作だからファンなら隅々まで堪能すべき
燃えよドラゴンの大ヒットを受けて、日本で公開されたブルース・リー香港第一作。死亡遊戯以外は、邦題にドラゴンが付いている。
物語は単純で分かりやすい。働き口を求めて親戚の居るタイへやってきたチェン(リー)は製氷工場で働くが、早々にトラブル発生、工場にはある秘密が有ったのだ。チェンの活躍を見たいが、母との約束で喧嘩が出来ない。色々あったのちチェンは工場長に…しかし。
冒頭から沢山出てくるゴロツキに期待感は深まる。ブルース・リー(結婚しているが)の恋人の噂のノラ・ミャオが氷売りで初めて登場する。職場仲間の妹役のマリア・イーは早く引退してしまい、日本で彼女の可憐な姿を見られるのはこの映画だけかも知れない。
また香港映画らしさの定番である速いズームと激しいジャンプも多用、なぜか犬も飛ぶ。しかし脚本や制作環境の悪さからか、ブルース・リーを生かしきれていないのはとても残念な事だと思う。
闘うブルース・リー、ファイティング・ポーズのローポジションは絵になるしカッコいい。
1971年の作品
この後2本の映画撮影
燃えよドラゴンに続く。
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