劇場公開日 2023年7月14日

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「映画館で初めてのブルースリー」ドラゴン危機一発 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0映画館で初めてのブルースリー

2020年9月8日
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鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

興奮

2020年映画館鑑賞72作品目

石原裕次郎じゃないけど映画はやっぱり映画館で観ないと

舞台は香港ではなくタイ

今回リーはあの黄色い格好にはならない
別の映画だ

74年の作品ということを考慮してもBGMの音質が酷い
刃物での流血シーンがあまりにも不自然だ
それは大目に観ようじゃないか
だが壁を突き抜けて人型の穴ができるのはふざけすぎでいただけない

観ていて苛々する
前座が長い
観たいのはお前らじゃない
いとこのシュウ役を演じたジェームズや悪役の格闘はアクション映画の真似事をしている素人のお遊戯だ
しかしブルース・リーはまるで違う
動きに抜群のキレがある
構えも違うし後ろにすすっと後退するのも美しい
ブルース・リーのあの独特の表情も迫力があっていい
彼だけが本物だ
彼こそスーパースターだ
ブルース・リーのカンフーは芸術だ

売春婦ウーがオッパイを晒すサービス

最後はラスボスをやっつけてハッピーエンドかと思いきや警察に逮捕され連行されるチェン
チャオ・メイも同行する終劇
社長が死んだから工場長が新社長になるんだろう
製氷会社とタイ警察は癒着しているわけだ
悲しいバッドエンド

監督に出世したチェンを先頭に行進をするシーンが面白い
ヒロインのチャオ・メイに行方不明になったシュウ捜索について突っ込まれしゅんとなるところもいい

リーダー格クエンがいつも1人だけほぼ上半身裸なのが気になる
暑いんだろうけど自称ブレーンというからにはあまりにもだらしない

そういえばなぜか危機一髪ではなくて危機一発
もちろん間違い
拳の一発とかけてあえて一髪ではなく一発を選択したんだろうけど

野川新栄