「何が飛び出すかわからない」ドラゴン危機一発 よしたださんの映画レビュー(感想・評価)
何が飛び出すかわからない
ブルース・リーのアクション映画だから安心して家で観ていたら、予想外のお色気シーンが飛び出し、家人の前でうろたえる。
それにしても、頭の悪さ全開な主人公のキャラは一体計算されたものなのか、それとも構造上の問題なのか。
結局、登場人物のほとんどが死ぬまで、問題の解決がなされないということがすごい。竹を割ったような脚本だ。
リーの拳を受けた相手が、壁に人型の穴をあけて倒されるとか、タイミングの合っていないジャンプとか、観ていて笑ってしまうくらいに撮影も編集も雑。
でも、作っている人の、観客にサービスしようという思いだけは伝わってくるようだ。何が飛び出すか全くわからない一本。
悪の組織の一番偉い奴が、カンフーのほうも一番強い(もちろん主人公のリーを除いて)という設定は、この後続く彼の映画の基本設定。
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