「ふと再鑑賞したくなる作品。」ドライビング・MISS・デイジー miharyiさんの映画レビュー(感想・評価)
ふと再鑑賞したくなる作品。
また鑑賞したくなって、10年ぶりに再鑑賞。
老婦人のお抱え黒人運転手をモーガン・フリーマンが演じていますが、
時々、ふっと出てくる差別描写に、黒人運転手は何事もなかったように、まるで当たり前のごとく
受け流していきます。
そのフリーマンの顔付きが、悲しいような、訴えるような、あきらめたような、受け入れたような、何とも言えない表情に、何度見ても心が痛みます。
さすがにすばらしい俳優ですね、モーガン・フリーマンは。
しかし、この作品の根底にある優しさが、人種差別の無意味さを決定づけてくれます。
10年後にまた鑑賞してみようと思う。
その時は、私自身も老女になっている。
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