トゥルーマン・ショーのレビュー・感想・評価
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考えさせられ心に残る映画です。
トゥルーマンという一人の男の創られた人生を観るエンターテイメント。
コメディタッチでありながらとても考えさせられるメッセージ性の強い映画。この映画を観てトゥルーマンの行末に釘付けになってしまった。まさに映画の中の視聴者と同じように…。
創られた世界シーヘブンはトゥルーマンにとって幸せな場所だったのかもしれない。囚人として演出された人生の方が楽で幸せ。真の世界は醜く残酷だ。でもそこには自由がある。本当の自分の人生がある。そして今その世界を創り生きているのは視聴者である我々なのだ。
実際に人の人生を騙し世界へ放送するエンタメ作品が作られたら人はどう思うのだろう?最低だと批難するだろうか?それとも熱狂するだろうか。正論を言えば当然実際にはあってはならない番組だ。しかし新しい刺激を求めコンテンツを乱暴に消費していると実現してしまうかもしれない。1人の人生が変わる瞬間を観ておきながらすぐ新しい刺激を求める映画の中の視聴者と同じように…。
世界中から愛されるジム・キャリーの演技
立つ鳥跡を濁さず
世界観は非常ににイかれてる
イかれてるとしか思えないが、
実際みんな釘付けになる。
彼を束縛する世界に批判する人間、
それを観て楽しんでいる人、
皆彼に釘付けになっている。
それくらい彼のスター性、
ただ一人の本物という環境に
惹かれたり、哀れんだり、
感動したりしているからである。
そしてちょっとした綻びから疑問に、
自分が見られているという
そんな世界を父親の役者をもってして疑問から確信に変わる。
そんな異常な世界に即座に対応した主人公もまた異常なのであろう。
最後にその世界から脱出する時の
彼の最期の台詞と、表情にも注目である。
立つ鳥跡を濁さずという言葉は正に当てはまり、
彼の表情は産まれながらのスターそのものを
表していると言える。
一度観て理解してから、
もう一度観るとまた変わった観点から観れると思います。
新しい東京ベイ東急ホテル周辺の整った街並みを見てたら、トゥルーマン...
新しい東京ベイ東急ホテル周辺の整った街並みを見てたら、トゥルーマン・ショーを思い出して、アマゾンプライムで再視聴した。"Good morning, and in case I don't see you, good afternoon, good evening, and good night!"の挨拶ではじまる24時間TV作品は、20年前ながら古びてないどころか、最近のプライバシ議論を先取りしてるまである。ジムキャリー全盛期で一見コメディ風なのに、シリアスすぎる中身とのギャップは今見ても新鮮。純真なトゥルーマン目線で話が進むから、小道具のほころびから、徐々に怖さが増してくる演出がうますぎる。逃走してからの集団追跡劇は、ブラックコメディを超えて心理ホラーに近いけど、ラストはカタルシス十分。長すぎない100分間でまとまって、あらためてなかなかの名作だと再認識。映画ファンなら見とかないと、ちー。
悪くはない
negative aspects of media
メディアの残酷性と負の部分をジムキャリーがカバーしているところが凄い。養子を生まれてから24時間監視されているという恐ろしさをあえてシリアスに描いていないところに脱帽
人一人の人生は見世物じゃない
思い出しレビュー19本目。
『トゥルーマン・ショー』
この奇抜な設定には驚かされた。
平凡な男、トゥルーマン。
彼の周りの人々は皆役者、住んでる家も町も全てセット。
彼の人生は産まれた時から24時間、全世界で生放送されていた…!
知らぬは本人だけ。
その奇抜な設定が話題と評判を呼んだが、公開までそれらを敢えて伏せても良かったと思う。
一人の男の人生…なんだけど、何かちょっとヘン。
監視カメラみたいな映像とか、時折挿入されるTVスタッフやTVを見ている視聴者に謎を感じつつ、実は…!
まあ、今となっちゃあどうでもいいけど。
素直に考えると、人権侵害どころじゃない大問題だ。
自分の全てが見られている。夜な夜な、オ○ニーしてる所さえ見られている…!
映画だから成り立つ話。
でも、そういうのを面白がって見る視聴者側。
何かの大きな力のように人一人の人生を操るメディア側の傲慢。
メディアやそれを見る側への風刺や皮肉が痛烈に込められている。
遂にこの秘密を知ったトゥルーマンは脱出を試みる。
何者にも縛られない、自由への憧れ。
(ラストシーン、遂に『トゥルーマン・ショー』が終わり、その途端チャンネルを変える視聴者は秀逸なくらい皮肉めいていた)
ジム・キャリーが好演。オスカーにノミネートされて欲しかった!
神の如きTVプロデューサーで、トゥルーマンに父親のような眼差しをも向けるエド・ハリスが名演。オスカーを獲って欲しかった!
レビュー
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