「これぞ古典的名作」天井棧敷の人々 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)
これぞ古典的名作
何度でも観たくなる、これぞ映画の中の映画。
だからと言って決して難しい作品ではありません。
とにかくドイツ軍によるパリ占領下に於いて非占領地に大セットを組んでパリの街中を再現し検閲を潜り抜けながら制作されてフランス演劇界の名だたる名優達や、反ファシズムの人達が総て結集して完成に漕ぎつけた事こそが奇跡と言える。
内容的には今観ると単なる男女の痴話喧嘩と言われそうだけれど、当時ドイツ軍に占領されていてパリ市民達が味わえ無かった芸術・芝居・音楽等の餓えを一気に解消させたのは間違いない。
勿論それだけでは無くて普遍的な男女の縺れを巧に描いてある為に世界中から愛されているのだろう。
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