「世紀のラブ・ストーリー‼️」天井棧敷の人々 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)
世紀のラブ・ストーリー‼️
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今、映画史上ベスト100とかが発表されると、大体「ゴッドファーザー」が一位なんですけど、ひと昔前はこの「天井桟敷の人々」が一位だった‼️つまり私が今作を初見した30年前の時点で、既に映画史上の名作という前提で今作を鑑賞してる‼️リアルタイムで観てない以上、仕方ないことなんですが、そういう先入観があった事は確か‼️リアルタイムで鑑賞してたらどんな評価したんだろう⁉️でもそんな先入観を抜きにしても今作は名作‼️パリの大道芸人たちが芸を競うタンブル大通りを舞台に、自由を愛する女芸人に寄せるパントマイム役者の恋心とその顛末を、こそ泥や新人俳優、富と権力に物を言わせる伯爵、座長の娘など、多彩な登場人物を絡めて描いています‼️そんな彼らが邂逅し、離別し、絡み合い、対立する深い人生模様‼️歓びも哀しみも残酷さも皮肉も含まれた豪華きわまる人生模様は、まるで雄大な大河の流れのようですね‼️人生のあらゆるものを包含してる作品です‼️第一部「犯罪大通り」、第二部「白い男」の二部構成‼️贅を尽くした衣装や大掛かりなセット、パントマイム役者を演じるジャン=ルイ・バローの演技もホントに素晴らしい‼️そして一番素晴らしい事は、今作が製作されたのがドイツ軍占領下のフランスだった事‼️それなのに反戦のメッセージなどこれっぽっちも盛り込まれず、ただひたすら芸術街道一直線‼️マルセル・カルネ監督のレジスタンス魂に乾杯ですね‼️
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