「再見」天井棧敷の人々 ぼてさんの映画レビュー(感想・評価)
再見
クリックして本文を読む
いろいろな映画ランキングで評価が高いけれど自分的にはストーリーがすっきり来なくて、イマイチの映画でした。
幸せな結婚生活を送っているバチストが子供も妻も顧みず、昔好きだった人を追いかけていく。
自分を愛して助けてくれて自由にしてくれて生活すべてを面倒見てくれる主人を裏切っても平然としてるガランス。
それぞれの奥さん、旦那さんの人生って何なのだろうと、昔思ってしまいました。
親しかった友人の1番好きな映画で、よく話していたけど、やっぱりわからなかった。
友人が結婚で人生間違ってしまったことを理由に自殺して、久々に見て見たら、佐野洋子「100万回生きたねこ」を思い出しました。
人ってどんなに愛されても、自分が幸せじゃなければ、自分をごまかすしかないし、それができなければ、自分を愛してくれる人でも傷つけるのを受け入れなければいけないかなと、分かったような気がしました。
ラスト、人々の喧騒に紛れてバチストが「ガランス」の名を呼び続けるシーンは、自分勝手だなと思うことすら受け止めて、やはり胸を打ちます。
コメントする