劇場公開日 2020年10月23日

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「制作年に吃驚」天井棧敷の人々 Jolandaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0制作年に吃驚

2021年5月28日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

難しい

鑑賞から数日が経過してしまいました(つっても10~20年経過しててもあんまり気にせずレビュー書く私だけれども)。

ナチスドイツ支配下で作ったんですね、この映画。すげー、の一言。 ウィリアム・ワイラーの『我等の生涯の最良の年』の制作年(確か42年とか45年とかその辺り)を知った時と同じような衝撃。

観ながら思い出したのですが、実は数年前に衛星で、第一部のバチスト初登場あたりのシーンをチラ見してました。(映画の)名前がすごく有名だから、観なきゃ観なきゃとは思ってたんです。

長いよね、、3時間。終盤、ラスネールがサウナに居る辺りはもう集中が切れてた気が、、汗

観ながらまた思ったのは、バチストって何かこう、、ヤンキーの彼女(ちょっと浮世離れした雰囲気の)に惚れちゃった純朴青年的な趣があるな、と。しかし、、随分また急激に熱烈に恋に落ちますよね。ちょっと置いてきぼり喰らいましたわ、、まぁ、昔だし、、フランスだし、、

ガランスとナタリーはまた対照的な女性。
是が非でも本妻の立場で居たいナタリーと、なんやかんや愛人の立場になってしまうガランス。(しかし、、ナタリーの立場ってけっこう傍目にはキツそうに見えるんだけど、、)

若い、儚い、守ってあげたい、ロリ、そういうのがもてはやされがちな日本に生きていると、「成熟」が服着て歩いてるみたいなガランスが(男達によって)もはや入れ食い&一人勝ち状態になっている様は何とも、、隔世の感、じゃなかった、カルチャーショックですね、今更ながら。

教訓:悪党とつるんじゃだめ(fromガランス)、鉄は熱いうちに打て(fromバチスト)。

yolanda
talismanさんのコメント
2021年8月12日

だ、だ、だいすきで、尊敬する映画です!

talisman
きりんさんのコメント
2021年5月30日

怒涛のように文字にして繰り出すJolandaさんのレビュー・ラインナップ。
筆に生命が宿る今年はJolandaさんの当たり年なのかもしれませんね。
なーんて勝手なことを書きましたが、僕がいまだにレビューせずに引き出しに仕舞ってある作品ばかり果敢にアップしておられるのを見て、そのエネルギーには憧れの一言。
フォロアーのはしくれに加えてください。

きりん

きりん