「フランス映画らしい傑作」天井棧敷の人々 Naoさんの映画レビュー(感想・評価)
フランス映画らしい傑作
2021年2月に閉館する恵比寿ガーデンシネマで、「天井棧敷の人々」を観る。
3時間を超える本作も4回くらい観ているが、
久しぶりに観て、こんなに胸が締め付けられる愛を描いていたなのだなあ、とあらためて凄い映画だと思った。
やっぱり、フランス(人)らしい、としかいいようがない。
ジャン=ルイ・バローのパントマイムは、ほめる言葉も陳腐になってしまうくらい、
まさに至芸。
アルレッティは実年齢を思わせぬ明るい妖艶さ。
実は彼女の一本気の明るさがこの映画を支えているのだなあ、としみじみ感じた。
若いころは良さがわからない、大人の映画である。
さすがに映画史上に残る傑作の一本である。一生の間に一度は観るべし。
コメントする