天使の贈り物

劇場公開日:

解説

牧師の妻を愛してしまった天使を優しく見つめたハートフルなラヴ・ストーリー。ヘンリー・コスター監督、ケーリー・グラント、ロレッタ・ヤング共演の「気まぐれ天使」(47)を、「戦火の勇気」のデンゼル・ワシントン、「ため息つかせて」のホイットニー・ヒューストンの共演、「ビッグ」「勇気あるもの」のペニー・マーシャルの監督でリメイク。製作は「I SHOT ANDY WARHOL」のサミュエル・ゴールドウィン・ジュニア、エグゼクティヴ・プロデューサーはマーシャルと、彼女とは「勇気あるもの」で組んだエリオット・アボットとロバート・グリーンハットの共同。脚本はロバート・シャーウッドとレナード・ベルコヴィッチのオリジナル脚本を基に、テレビ畑で活躍するナット・モールディンと「ダリル」のアラン・スコットが執筆。撮影は「勇気あるもの」のミロスラフ・オンドリチェク、美術は「マネートレイン」のビル・グルーム、編集は「花嫁のパパ2」のスティーヴン・R・ロッターと「勇気あるもの」のジョージ・ボワーズの共同、衣裳は「マンハッタン花物語」のシンシア・フリント。音楽は「ザ・ファン」のハンス・ジマーがスコアを書き、「天使にラブソングを2」のマーヴィン・ウォレンが総指揮を担当。共演は「パンサー」のコートニー・B・ヴァンス、「ため息つかせて」のグレゴリー・ハインズほか。また、歌手のライオネル・リッチーが顔をみせる。

1996年製作/123分/アメリカ
原題:The Preacher's Wife
配給:ブエナ ビスタ インターナショナル ジャパン
劇場公開日:1996年12月21日

ストーリー

クリスマス1週間前。聖マシュー教会。篤実な牧師ヘンリー・ヒックス(コートニー・B・ヴァンス)は、老朽化した建物を再建し、住民の心も離れがちな現状を改善すべく奮闘の日々。そんな降り不思議な男ダドリー(デンゼル・ワシントン)が現れる。彼はヘンリーを救うために天国から来た天使だった。ヘンリーの迷惑顔もよそに教会に居ついて、建物の修理から、5歳の息子ジェレミアの世話までやってのける有能ぶりを発揮。だが、教会を狙う不動産業者ジョー・ハミルトン(グレゴリー・ハインズ)が現れて前途は多難。ヘンリーはついに教会を手放してしまう。そんな折り、ダドリーはヘンリーの妻ジュリア(ホイットニー・ヒューストン)のエスコートを頼まれ、艶やかな彼女にたちまち恋をする。彼女の思い出のジャズ・クラブ。彼女は歌い、楽しいひととき。ヘンリーはそんな二人に嫉妬。ダドリーはヘンリーに教会を取り戻し、ジュリアの愛を取り戻してほしいと説き、とうとう彼に自分は天使だと告白。彼に奇跡を約束した。クリスマス。教会の最後のミサ。そこへ何とハミルトンが教会から手を引くとの知らせが。奇跡に喜ぶ夫婦と信者の横を去ってゆくダドリー。彼らの記憶からダドリーは失われたのだ。その時「メリー・クリスマス!」の声が。ヘンリーはジェレミアに笑顔で答え、彼らの家にクリスマス・ツリーを置いて天国へ帰るのだった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第69回 アカデミー賞(1997年)

ノミネート

作曲賞(ミュージカル/コメディ) ハンス・ジマー
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