天国の約束

劇場公開日:

解説

大恐慌時代のアメリカの田舎町を舞台に、少年と祖父の心温まる交流を描いた感動作。監督は「摩天楼を夢みて」のジェームズ・フォーリー。製作は「ブラック・アンド・ホワイト・イン・カラー」のアーサー・コーン。製作総指揮はウィリー・ベアーとデイヴィッド・コーダ、そしてTVシリーズや「サイコ」の脚本家として知られるジョゼフ・ステファーノ。脚本はステファーノ。撮影は「摩天楼を夢みて」のファン=ルイス・アンキア。音楽は「チェンバー 凍った絆」のカーター・バーウェル。美術は「摩天楼を夢みて」のジェーン・マスキー。編集はハワード・E・スミス。衣裳はクラウディア・ブラウン。主演は「フェイク」のアル・パチーノ。共演は「訴訟」のメアリー・エリザベス・マストラントニオ、全米から集まった730人のオーディションから選ばれたジェリー・バローンほか。

1995年製作/85分/アメリカ
原題または英題:Two Bits
配給:パイオニアLDC=メディアボックス=シネセゾン配給(提供*パイオニアLDC)
劇場公開日:1997年4月12日

ストーリー

1933年、南フィラデルフィア。12歳のジェンナーロ(ジェリー・バローン)は、新装の映画館〈ラ・パロマ〉に入場するための25セントが欲しくて仕方がない。自宅の裏庭で毎日座って暮らしている祖父ガエタノ(アル・パチーノ)は、自分が死んだら25セントやるという約束をジェンナーロと立てていたが、ジェンナーロは大好きな祖父に死んでもらいたくない。苦しい家計を一人で支えている母ルイザ(メアリー・エリザベス・マストラントニオ)に頼んでも無駄であった。そこで自分で稼ぐことを決意する。その過程で少年は、貧困にあえぐ中年女性がジャガイモを盗む現場と遭遇したり、ブルーナ医師(アンディ・ロマーノ)の妻(ドナ・ミッチェル)から誘惑されたあげく彼女の首吊り死体を発見するというショッキングな出来事を体験したりする。やがて祖父の容態が悪くなり、ジェンナーロは彼を見舞いに裏庭へ行く。そして祖父が静かに息を引き取ると、彼の手から25セント硬貨が転げ落ちてくる。ジェンナーロをそれを持って、憧れの<ラ・パロマ>に入場するのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0その考えがわからない

2015年4月19日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

難しい

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もりり

3.0何があっても無邪気なままの少年時代

2013年11月22日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

単純

総合55点 ( ストーリー:55点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )

 大恐慌時代を生きる少年の一日をのびのびと描く。

 凝縮されたその一日にはお金を稼ぐ大変さを知ったり、貧困と飢えに苦しむ現実があったり、死を目のあたりにしたりして衝撃的なたくさんのことが起きるのだけれども、観ていて衝撃が強くない。実際、大人たちが苦しんでいても、少年は映画に行くことに夢中だ。何があってもまだそれらのことをしっかりと認識できていない年齢だからなのだろうか、結局少年はずっと無邪気なままじゃないか。大恐慌時代の一日を振り返り傍観しているだけ。
 登場人物たちの演技や演出は悪くない。けれど、この少年の一日を観ていてもこれだけのことで終わりなのかという思いが残り、物語に物足りなさを感じた。

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Cape God