「富豪刑事と熱血刑事」デッドフォール odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
富豪刑事と熱血刑事
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悪役ジャック・パランスに嵌められたロス市警の富豪刑事スタローンと熱血刑事カート・ラッセルのリベンジ・アクション、癖の強い俳優さんが繰り広げる半ばお約束どおりのストーリー。
原題はTango & Cashとコンビ名だが株でもうけているタンゴ(スタローン)の方が金持ちなのでキャッシュと入れ替えた方が良くない?、邦題のデッドフォールは罠(上から石や丸太を落とす、落とし罠)のこと、内容にそぐわなくないがカタカナだとピンとこない気もする。
ユーモアもたっぷり、カート・ラッセルの女装は不気味でしたね、脚本家は007ファンなのでしょうか、まるで007のQのようなおじさんが登場して妙ちくりんな武器や装甲車並みのボンドカーを作っていました、悪役はスペクターのボスのペットのネコをもじったのか鼠がペットで笑えました。
紅一点のテリー・ハッチャー、デビューしたての頃なのでピチピチの踊子さんでお色気担当、後に007 トゥモロー・ネバー・ダイでボンドガールになりました。
監督のアンドレイ・コンチャロフスキーはロシア出身でタルコフスキーと同期の芸術肌の監督さんなのでこういうコメディタッチのアクションものを撮るのは妙と思ったら、案の定、プロデューサーと息が合わず途中降板したとのこと、スタローンも撮影監督を首にしたりと内輪もめが多かったようです。
つっこみどころはありますが、エンタメとして観る分には結構愉しめました。
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