デッドサイレンス(1996)

劇場公開日:

解説

聾唖の女性たちを人質にとった凶悪犯とヴェテランFBI捜査官の駆け引きを描いたサスペンス。ジェフリー・ディーヴァーの小説『静寂の叫び』(邦訳・早川文庫)の映画化で、監督には「トイ・ソルジャー」のダニエル・ペトリ・Jr.、脚本は「今そこにある危機」のドナルド・スチュワートがあたった。撮影はトーマス・バースティン。音楽はジョナサン・ゴールドスミス。出演は「マーヴェリック」のジェームズ・ガーナー、「あなたが聞こえない」のマーリー・マトリン、「わかれ路」のロリータ・ダヴィドヴィッチほか。テレビ映画として製作されたが、日本では劇場公開された。

1996年製作/99分/アメリカ
原題または英題:Dead Silence
配給:東北新社
劇場公開日:1998年1月17日

ストーリー

対人質誘拐犯のエキスパート、ヴェテランFBI捜査官ジョン・ポター(ジェームズ・ガーナー)は、聾唖学校の教師メラニー(マーリー・マトリン)らを人質に廃屋にたてこもった、刑務所から脱獄したテッド・ハンディ(キム・コーツ)ら3人の凶悪犯との交渉の陣頭指揮に立つ。以前に爆弾テロ事件で犠牲者を出しながら事件を解決したポターは地元の警察に反感を買っていたり、ニューヨークの法務次官マークス(チャールズ・マーティン・スミス)に妨害されたりと事態は困難だった。やがてメラニーからひそかに手話で警察に連絡が。裏手を流れるナイアガラ川への抜け道を見つけたというのだ。危険な賭けだったが、ポターは陽動作戦で人質を脱出させることに成功。だがメラニーと生徒のスーザンが引き戻された。そこにテッドを以前投降させたというシャロン・フォスター(ロリータ・ダヴィドヴィッチ)なる女刑事が現われ、はたしてテッドは人質を解放して投降、護送車に乗り込んだが、これは罠だった。女はテッドの相棒プリスで、本物のフォスターは殺して彼女になりすましていたのだ。それに気づいたポターはテッドを追い、事件の背後にマークスもからんでいたことを知る。ポターはメラニーの協力を得て、テッドをみごと撃ち倒すのだった。

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映画レビュー

3.5ディーヴァー作品はあんまり映画化されないよね

2022年1月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

劇場公開時、今は亡き銀座シネパトスにて。これも元はテレビとのことで、後は『ボーン・コレクター』くらいだろうか。
ミステリ界隈で評判になっていた原作を読んでおらず(前半のあらすじだけ把握)、アレいつのまに映画になったのだろうと、観たらたまげた。地下鉄の音…じゃなくて終盤の展開に。人質の密かな大活躍にすっかり気を取られていたら。…!そっちか!?
ジェームズ・ワンのホラーとは別物です。こっちのが先だし。

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なお

4.0味わいがある。

2016年2月26日
PCから投稿

怖い

興奮

知的

よくある題材の映画だが、良くまとまっていた。最後まで楽しめて良かった。なかなか味わいのある演出で、記憶に残るであろう作品だ。

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タンバラライ

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