劇場公開日 1958年

「イタリア、ネオリアリズムの名作」鉄道員 マイケル・マイヤーズさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 イタリア、ネオリアリズムの名作

2025年7月15日
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日本映画にも高倉健主演の「鉄道員」と言う作品がある。「ぽっぽや」とか言う副題がついている。
見比べればわかるが、時代背景や作品の描き方が全く違う。
一人の人間を描く「ぽっぽや」に対し「鉄道員」は鉄道員の家族や苦悩、現実を取り巻く状況で生き抜くよりリアリズムに描いた作品として、イタリア本国だけでなく国際的に評価が高い名作である。
制作は国際的に名声あるカルロ・ポンティ、監督は主演も兼ねたピエトロ・ジェルミである。
貧しい家族のために懸命に生きる姿に感銘をうける。
日本映画の鉄道員を「ぽっぽや」のような軽い表現にするような作品ではない。

マイケル・マイヤーズ
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