劇場公開日 1958年

鉄道員のレビュー・感想・評価

全10件を表示

4.5名作ってこうなんだろうな

2025年10月10日
PCから投稿

幼い子供にとって父親は尊敬すべき英雄
そうであって欲しいし、そうあるべき。

戦後のイタリア
モノクロ映像
貧しさの中に生きる人
家族と仕事への使命感

苦悩と判断
喜びと悲しみ

重くもあり
愉しくもある
心に残る名作。

現代では人も世も変わり
作れない映画。

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星組

4.0イタリア、ネオリアリズムの名作

2025年7月15日
スマートフォンから投稿

日本映画にも高倉健主演の「鉄道員」と言う作品がある。「ぽっぽや」とか言う副題がついている。
見比べればわかるが、時代背景や作品の描き方が全く違う。
一人の人間を描く「ぽっぽや」に対し「鉄道員」は鉄道員の家族や苦悩、現実を取り巻く状況で生き抜くよりリアリズムに描いた作品として、イタリア本国だけでなく国際的に評価が高い名作である。
制作は国際的に名声あるカルロ・ポンティ、監督は主演も兼ねたピエトロ・ジェルミである。
貧しい家族のために懸命に生きる姿に感銘をうける。
日本映画の鉄道員を「ぽっぽや」のような軽い表現にするような作品ではない。

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マイケル・マイヤーズ

4.0末っ子サンドロから見た家族の物語

2023年11月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

知的

戦後イタリアを舞台に庶民の家族愛を
少年の視点から描いた。

監督自ら演じる機関士も素晴らしい。
いたいけな眼差しのサンドロ少年の
愛くるしさ。
長女ジュリアの陰のある美しさ。

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ほんのり

5.0アナクロな話だが

2022年4月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

アナクロな話だが、僕の家族の話。
昔はこんなだった。
親父は『うつ、かう』だけはやらなかったが、あとはマルコッチの人生と同じ。でも、時たまは家族団らんもあった。映画はよく連れて行ってもらった。

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マサシ

4.0家族を思う父の気持ち

2021年7月11日
iPhoneアプリから投稿
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ジョニーデブ

5.0イタリア家族の日常が飾ることなく描かれ、人生の喜怒哀楽が詰まってい...

2021年3月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

イタリア家族の日常が飾ることなく描かれ、人生の喜怒哀楽が詰まっている。子役が名演、父母、兄姉を思う姿が胸を打つ。悲しいけれど希望と幸せを感じるラストは涙、いつまでも心に残る名作だった。

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tsumumiki

5.0名作

2020年6月20日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

みなぎる生活感が力強く心に残る名作。しょうもないお父さんだから離れていく子供たちとも、クリスマスに心が通い合う。ただその日に父が召される。字にしてしまうとこんなだけど、子供たちの感情の起伏と悩む母、隠れて苦悩する父と、当時のイタリアの戦後復興と成長、市民生活がよく表されいる。

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Bluetom2020

4.5断ちがたい家族の絆をリリシズムに載せた名画

2020年4月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、映画館、TV地上波
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Gustav

4.0名作の呼び声高い本作。なるほど納得。 家族はやっぱり家族、そんな映...

2020年1月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

名作の呼び声高い本作。なるほど納得。
家族はやっぱり家族、そんな映画。友情もいい、あのおっさん、もう家族。ラストの母の表情だけが気になる、今後が心配。

ほぼ主人公といっていいサンドロ、そして超ド級の美人姉ジュリアの2人がこの作品を名作へと押し上げた。間違いない(笑)

人生で一度は見なけりゃ、の秀作。

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はむひろみ

3.5二回目の鑑賞で違う印象をもった

2013年3月7日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

難しい

総合:70点
ストーリー: 70
キャスト: 70
演出: 65
ビジュアル: 60
音楽: 70

 特急の運転手がお酒を飲んで運転して危うく正面衝突の大事故になるところだった。みんなのための労働運動で自分個人の失態を取り上げてもらおうという言い訳がましい自分勝手な行動をして相手にされず、それが面白くないからといってさらに酒に溺れる。
 なんだこの人は?。多くの人の命を預かる仕事をしているのに酒を飲むなんて、自業自得なだけでしょうと思った。嫌なことがあるたびに飲酒が許されるならば、世の中飲酒運転だらけですよ。名画と言われているけれど、最初にこの映画を見たときはむしろこの自分勝手な行動にたいして否定的な気分だったし、家族にたいしても頑固で態度良くないし、だからこの映画が面白いなんて思わなかった。私は自ら不幸を招く行動をする人にたいして同情するような傾向はない。むしろ窮地だからこそ何とか前向きに努力し続ける人が好きなのだ。

 だがそれから幾年月が過ぎて改めて見直してみると、事故のことよりも家族模様の掘り下げがもっと正面に見えてきた。父親は完璧な男でもなく、まして真の英雄でもない。父親の行動が良いか悪いかの判断を描いたものではなく、だが彼なりに誇りをかけて一生懸命やったことや、それが招く人々との関係の変化や感情や男の人生が描かれていたんだなとわかった。また末っ子の男の子の存在が、嫌な雰囲気を和らげ希望をもたらしている。それでもまだ世間一般の評価ほど特別な素晴らしい映画だとは思わない。でも最初に見たときとは随分と印象が変わった。

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Cape God
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