「メキシコなのに黄色くない(笑)」デスペラード 蜷川吝塀さんの映画レビュー(感想・評価)
メキシコなのに黄色くない(笑)
10年以上前に観て以来に、今日(2024/02/04)観ました。音声がとにかく小さく、音量を最大近くにしないと聴こえないレベルでした。そのくせアクションシーンでは大音量になるので、音量を下げなくてはなりません。古い映画あるあるですね。
映画自体はなんちゃってではなく、しっかりメキシコで撮影されていて、街並みや雰囲気がリアルで臨場感が違います。
とはいえ、ストーリー自体は退屈で面白みがありません。不快なタランティーノのシーンは、丸ごとカットしても何の支障もありません。
ヒロインに緊急時にハイヒールを履かせる監督のリアリティの乏しさに言葉を失いました。
アクションシーンは90年代にありがちな見せ方で楽しく観られます。アントニオ・バンデラスが二丁拳銃で乱射する時の苦虫を噛み潰したような顔は、笑うしかありません(笑)
まあまあ面白いタイムカプセルとしてなら、ご覧になる価値はあると思います。
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