デジャヴュ(1987)
劇場公開日:1988年6月4日

解説
17世紀に存在した革命家イェナチュの謎の死をめぐって現代のジャーナリストが過去に入ってゆく姿を描く。製作はテレス・シェレール、監督・脚本は「天使の影」のダニエル・シュミット、共同脚本はマルタン・シュテール、撮影はレナート・ベルタ、音楽はピノ・ドナジオ、編集はダニエラ・ロデレールが担当。出演はミシェル・ヴォワタ、クリスティーヌ・ボワッソンほか。
1987年製作/スイス・フランス合作
原題:Jenatsch
配給:シネセゾン
ストーリー
17世紀のスイス。グリソン州独立の最大のヒーローであるイェナチュ(ヴィットリオ・メッゾジョルノ)は、宿敵ポンペウスを殺し、権力を手中に入れた。しかし、数年後には“謎の人物”によってイェナチュもまた殺された。現代のジャーナリスト、クリストファー(ミシェル・ヴォワタ)にとって、この史伝は、興味のあるものになった。それは、イェナチュの墓の発掘を指揮した人類学者トプラー(ジャン・ブイーズ)とのインタヴューの仕事がきっかけだった。やがて、ポンペウスの城へと向かった彼は、その帰り道、不思議にも、時を超えてイェナチュに会う。精神的混乱に悩むクリストファー。もう一度城へ向かった彼は、何とそこでポンペウス暗殺の現場を目撃する。イェナチュは、暗殺の後、ポンペウスの美しい娘ルクレツィア(キャロル・ブーケ)も手に入れたのだ。城を後にしたクリストファーは恋人のニナ(クリスティーヌ・ボワッソン)と共に、再び城を訪れる。クリストファーだけ、17世紀のイェナチュの世界をさ迷う。仮面をつけたカーニバルのさ中、彼は美しいルクレツィアと目が合うのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ダニエル・シュミット
- 脚本
- マルタン・シュテール
- ダニエル・シュミット
- 原案
- マルタン・シュテール
- ダニエル・シュミット
- 製作
- テレス・シェレール
- 撮影
- レナート・ベルタ
- 美術
- ラウール・ヒメネス
- 音楽
- ピノ・ドナジオ
- 編集
- ダニエラ・ロデレール
- 衣装デザイン
- Mariann Milani
- 字幕監修
- 吉岡芳子
受賞歴
第40回 カンヌ国際映画祭(1987年)
出品
ある視点部門 | |
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出品作品 | ダニエル・シュミット |