ティン・カップのレビュー・感想・評価

　寂れたゴルフ練習場を営んでいた、ティンカップことロイ・マカヴォイ。練習に来た精神科医のモリーにほれ込む。しかし彼女はかつてのライバルで、今は有名なプロゴルファーのデビッドと交際していた。ロイは一念奮起、USオープンに出場する。
　ゴルフはあまり詳しくないけど、肩の力を抜いて観賞できました。レネルッソが楽しげで良いです。
　ちんカップのことか。

ケビンは格好良いけど…
ゴルフを全くしない私は共感できなかった…

ケヴィンコスナー扮するティンカップと呼ばれている落ちぶれたロイマカヴォイはゴルフのレッスンプロをしていた。そこへレネルッソ扮する精神科医モリーグリスウォルドがコーチして欲しいと現れた。そんな折、50万ドルの賞金がかかった試合にキャディの話が来た。

ゴルフコーチしていて美人が来たら思わず夢中になっちゃうかもね。それでゴルフにやる気が出たらいいよね。でも博打好きは治す必要がありそうだ。

答えを考えてたらレネ・ルッソに言われちゃいました！ 一時停止して考えてればよかった(笑) いい問題でした(^-^) ゴルフは経験ないんですが、トーナメントとかではなく、静かな場所でゴルフをやってみたくなります！

はいはい、ケビンコスナーはかっこいいです。という感じ

総合：70点
ストーリー： 65
キャスト： 75
演出： 70
ビジュアル： 70
音楽： 70

　あまりゴルフの勝負に焦点を当てた映画ではなく、女目当てに人生の再起を賭けた駄目男の成長物語です。勝つためのゴルフの技術的なことや大きな大会でのレベルの高さを考慮すると色々と突っ込みどころもあるのだろう。でも気楽に軽く爽やかに見られる恋愛・スポーツ映画としてそこそこいけました。それにしてもくだらないことに執着して目の前の大魚を度々逃す主人公はお馬鹿だと思わざる得ないが、やはり駄目男はそう簡単に治せない。だがその駄目ぶりが微笑ましいのかも。

映画「ティン・カップ」(ロン・シェルトン監督)から。
映画にするには「野球」より「ゴルフ」、そう確信した。
同じ監督、同じ俳優が主演して、こうも違うものか、と驚く。
たぶん、ゴルフというスポーツの性格上、技術よりも
メンタルの部分が大きく成績に左右することを知りながらも、
練習場に通い続ける自分がいることに、苦笑いしてしまう。
また、ゴルフの方が、名言が多く残っている。
今回、気になる一言として選んだ
「ゴルフは、精神のもろさを克服するゲームだ」を筆頭に、
「一発、ナイスショットを打って、身体の中で音楽が鳴ったら、
病み付きになってやめられない」とアドバイスをし、
イチかバチかの勝負に出た時、
「なぜ打ったかわかるか?　自分を試す一瞬だったからさ」と呟く。
それを諭すように「知ってるか?　パーで充分な時もある」と
キャディが諭すシーンも、人生と同じだ、と感じてしまう。
さらに、生き方の持論というべきか、ポリシーみたいな
「ゴルフの楽しみはリスク。それが持論でしょ」が続き、
おまけに「ゴルフとセックスは、下手でも楽しい」、
「君が上になって、ティーアップを」と、なんでもゴルフ用語で
会話してしまう楽しさがある。
ケビン・コスナーのゴルファー役は、ハマっているし、
映画らしい最後の終わり方も、この作品を引き立たせている。