ティファニーで朝食をのレビュー・感想・評価
全111件中、1~20件目を表示
誰かに“飼われ”ないと生きていけない
ホリーは名もなき子犬のように誰かに”飼われ”ないと生きていけない。そんなホリーを主人公たらしめ、人生の物語を与えるのがポールなんだ。
これぞ恋愛映画って感じで観てよかった。オードリーヘップバーンは美しい。
オードリー絶頂期の流れるような動きに注目!
1960年代、まだニューヨークに拠点を置く宝石店に過ぎなかった"ティファニー"が、この映画によって世界的なジュエラーへとステップアップしていった。高級で粋なイメージを形作ったのは、もちろん主演のオードリー・ヘプバーンだ。撮影当時31歳のオードリーは人気、実力共に最高潮で、特に、ジョージ・ペパード扮する無名の作家、ポールに叩き起こされて、その日がシンシン刑務所を訪問して意味不明の天気予報を伝えるだけでお駄賃がもらえる木曜日と知って、急いで歯を磨き、メイクを施し、着替えて靴を履き、大きなハットを被って玄関まで降りていき、郵便受けに入れてあるコロンを耳元に吹きかけ、エイローキャブに乗って行先のグランドセントラル駅を告げるまでの約15分間は秀逸だ。その間、何度もリテイクしているはずなのに、オードリーの演技と動きがあまりにもスムーズだから、分かっていても繋ぎ目を感じさせないのだ。根無草のコールガール役はそもそもオードリーの個性と真逆だが、"ティファニー"のハイジュエリーや、ジバンシーがカスタマイズしたブラックドレスにも助けられ、カポーティの原作とは異なるエンディングへと突っ走る物語は、結果的に他のどの作品よりもオードリー的。60年代ニューヨークのかなり下世話なパーティシーンも見ものだ。
煙草も猫ちゃんも好きなのにポイするホリー
日本人差別でぶち壊し
ムーン・リバー+ヘプバーンにグッときた
原作を不朽の名作にしたのはオードリー
オードリー・ヘップバーンの品の良さを感じた作品
BSで録画視聴。
ラブコメの要素もあるラブストーリーの印象を受けた。
オードリー・ヘップバーンは昨年観たローマの休日でも、同じことを感じたが、ラブストーリーの作品での演技は上手いなと改めて再認識。彼女の演技には品がある。
映画音楽ファンなら必聴のムーン・リバーも作品の余韻を味わうのにふさわしい。
最近の洋画で犬がポイントになる作品が増えている。今回は猫。動物に注目して映画を観るのもいい。
オードリーが可愛すぎる
「映画館で」
気分をレッドにさせるもの
オードリー・ヘプバーンさんの美貌と不朽の名曲に酔いしれる
午前十時の映画祭14にて鑑賞
何十年ぶりかに観たんだと思いますが、自分の中で美化しすぎていたようで、あまりパッとしませんでした(昨年秋の「ローマの休日 リバイバル」はすごく良かったんですけどね)
オードリ・ヘップバーンさん演じる主人公ホリーは突き抜けて自由奔放な女性、常にタバコをふかし、時にワガママ過ぎたり、意味不明に自暴自棄に振る舞ったりとかなりの情緒不安定さを抱えた女性、過去のオードリーさんの演じた女性像と違いすぎて少々面食らいました、視聴者の勝手な言い分ですが、こんな女性は相手にしたくないなと思えすぎちゃって、正直全然のれなかった
でもオードリーさんは相変わらず、とても綺麗で時折見せる表情がすごくキュート、私はリアル世代ではないですが、この魅力にノックアウトされた男性が世界中にごまんといるのも納得です
ちょっと細すぎるかなとは思いました、劇中でも元夫にガリガリだなあと何度か言われたましたよね、本当にそう思いました
1961年のオスカーも受賞した映画史に残る不朽の名曲“ムーン・リバー”、本当にいい曲で、本作の空気観にもピッタリの曲、劇場の大画面で本作・本曲を堪能できて、それだけで最高に幸せな体験でした
あとは何故このタイトルなのか?がずっと頭の片隅にあって、すごく気になりました
オープニングにホリーが早朝に開いていないティファニーの前でクロワッサンをほおばってましたね、それと中盤にもう一回ティファニーが出てきますが、それ以外全く筋と関係ないですね、原作を読むともっとティファニーの存在感が前面に出てるんでしょうか
そしてもっと謎だったのが何とも摩訶不思議な謎のパーティシーン、しかも会場はホリーの家、名もなきマダムの頭に誰かのタバコがくっついて、燃えて炎が上がっているのに周りの人が全く気づかずお喋りに夢中、誰かの持っていた水がかかって消火されるという面白すぎるくだり、思わず声出して笑ってしまいました、あれホントに何だったんでしょうか・・・
懐かしの変な日本人も出てきます、昔はよくこういう“間違っちゃった日本人キャラ”がよく出てきましたよね、しかも出っ歯な所が「Mr.BOO! シリーズ」のマイケル・ホイさんを思い出しました
とまあ、何だかんだ言って、いろんな所が楽しめました
時代を彩ったオードリーのおしゃれな映画でした
ローマの休日などと共にオードリー・ヘプバーンの代表作の一つですよね。
テレビでも何度も放送されていたので一度だけ見た事はありました。
正直その時は何だか良く分からない映画だなと言うのが素直な感想でした。で今度は劇場で。
そしてこう思いました。
もうこれはオードリー・ヘプバーンを見るための映画なんだと。
1961年公開というからもう60年以上前の映画です。公開当時からすれば、ティファニーの前でコーヒー片手にクロワッサンを食べたり、古き良きニューヨークの街並、自由奔放な女性を演じたオードリーが着こなすファッションなど、恐らくとてつもなくオシャレな映画だったんだろうなと思うのです
物語は魅力あふれるホリーが男達を翻弄しながらも、そんなホリーに惹かれて行く作家のポールとのラブストーリーなんだろうけど、でもそんな事よりもこの作品の最大の見どころはオードリー・ヘプバーンそのものだと思うのです。
笑うオードリー、泣くオードリー、歌うオードリー、怒るオードリー、スクリーンはキュートな魅力あふれるオードリーでいっぱいです。
その時この映画を見た女性達はオードリーに憧れ、そして男達はオードリーを守ってあげたいときっと思ったに違いないと思うのです。
映画館で見るティファニーで朝食をは、ムーンリバーと共に色褪せないオードリー・ヘプバーンに魅了される素敵な映画でした。
クラッカージャック!
ザ妖精
化粧室の50ドル
「バカな娘とお思いでしょう」
午前十時の映画祭14異例の夜間上映に参加。
もう今更言うまでもない、オードリー・ヘップバーンの代表作のひとつ。トルーマン・カポーティの短編小説をブレイク・エドワーズ監督が映像化した。
だが、本作がカポーティの本意だったかはよく分からない。原作を読んだわけではないが、カポーティにしては甘ったるい感じが漂うし、本来ならばホリーはマリリン・モンローが相応しいのだろう。試写を観たカポーティがひっくり返ったという噂を真とするならば、大分原作蹂躙されたことは想像に難くない。
そういった経緯もあり、僕は本作をオードリーのNo.1の作品には持ってきたくない。だが、ビジュアル面ではあらゆるオードリーの中で最も好きだ。盛り上がった髪、小さな顔を埋め尽くさんばかりの大きなサングラス、そして煙草…ジバンシィが素材本来の味を最大限に引き立たせるものだから、やることなすこと全て無茶苦茶なのにホリーのことを何故か憎めない。むしろたまらなく愛おしい。ここにヘンリー・マンシーニのスコアが加われば、オードリー、ジバンシィ、マンシーニのトリニティが完成しここまでのありとあらゆるマイナスが全て帳消しになる。
もはや古典の域に達しつつある本作。しかしながら、劇中のティファニー本店の店員の言葉を借りるならば、「目まぐるしい中でどこかホッとした思いがする」のが本作の魅力だ。
私事だが、8年前にニューヨーク五番街のティファニー本店に行く機会に恵まれた。開店前に飲み物を飲みながらウインドウショッピングをし、開店してから店内で香水を買ったのは幸福な思い出だ。店内を歩きながら、傍には"My Huckleberry Friend"ホリー・ゴライトリーの気配を感じていた。
全111件中、1~20件目を表示