「【今作の趣を高めているのは、ヘンリー・マンシーニの”ムーン・リバー”が、全編に使用されている事である。特に、オードリー・ヘプバーンが窓枠に座ってアコギで歌うシーンにはもう・・。】」ティファニーで朝食を NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【今作の趣を高めているのは、ヘンリー・マンシーニの”ムーン・リバー”が、全編に使用されている事である。特に、オードリー・ヘプバーンが窓枠に座ってアコギで歌うシーンにはもう・・。】
ー 正直に記すが、今作をかなり前にBSで観た際には、変な日本人の存在を含めて、余り面白く感じなかった。
けれど、先週、仕事の移動時に聞いた”ムーン・リバー”の紹介時に、”オードリー・ヘプバーンさんの・・”と言うコメントを聞き、”ええっつ!、あのシーン吹き替えでなかったのか!”と驚き、会社帰りにレイトショーでドキュメンタリー作品の「AUDREY MORE THAN AN AICON」を鑑賞した。
「AUDREY MORE THAN AN AICON」はオードリー・ヘプバーンさんの幼き頃の不遇から、晩年の人道主義的で、利他的な行いまでキチンと描かれており、とても面白かったが、作品内では「ローマの休日」は当然度々描かれていたが、驚いたのは、今作の冒頭のオードリー・ヘプバーン演じるホリーが早朝、ティファニーの店の前で紙袋から出したクロワッサンを口にするシーン(趣ありきシーンであった。)や、彼の有名なホリーがラフな姿でアパートメントの窓枠に座ってアコースティックギターで”ムーン・リバー”を、儚げな声で歌うシーンと、そのシーンにまつわるエピソードなど、非常に面白く・・。(私は吹き替えだと思っていた。)久方振りに鑑賞した次第である。-
■内容は、巷間に流布しているので、割愛。
<トルーマン・カポーティの原作とは、トーンを変えて、制作した今作。
内容には言及しないが、今作の作品価値を高めているのは、矢張りオードリー・ヘプバーンさんの、細身で、チャーミングな演技と、それを支えるヘンリー・マンシーニの全編に流れる”ムーン・リバー”の美しき調べとの、絶妙なシンクロ具合だなあ・・、と久方振りに鑑賞して思った作品である。
映画って、観る側の状況変化で、感想が変わる事を再認識した作品でもありました。>
NOBUさん
おはようございます。
先日は、すみませんでした。
「ボンジュールアン」の追記投稿で
頂いたコメントが気になりましたが
もし、都合悪い場合削除されても
大丈夫なので、前もってお伝えできず
すみませんでした。
この作品も映画音楽がステキですよね。
ユニヨシ、
あれは非道すぎて、映画をぶち壊しかねなかったのですがね、
でも悲しい生い立ちの娘が行き着いた先のアパートの、とても良いとは言えない環境としてあの住人ユニヨシの存在もあれはあれであったのかなぁと 振り返ってみて思います。
窓辺での「ムーン・リバー」が薄幸な彼女をまた更に際立たせていました。
胸が締め付けられましたよ。
きりん
そうなんです。
オードリーのドキュメントを見てなければ、ユニヨシ効果(負のほう)が強くてあまり真っ当に作品を受け止めることが出来なかったかもしれません。