「永遠なるファッションアイコン」ティファニーで朝食を とみいじょんさんの映画レビュー(感想・評価)
永遠なるファッションアイコン
朝ぼらけ。朝日が昇る直前の、空は夜の暗さと日の光が織り交じる頃、
その光を受けて、ゴージャスな衣装を身に包んだ女性が、コーヒー片手にクロワッサンをかじりながら、サングラス越しにショーウィンドウを見ている。
そのショットの美しさ。
オードリーさん、パトリシアさん達女性のファッション。
生活感の全くないインテリア。
日常生活では絶対にやらない悪戯・行動の数々…。
ー今でこそどこでも見られる食べ歩きも、この当時は品のなさの筆頭だろう。
眉しかめたくなるような行為のキュートさ!!!
NYの街並み。
様々な年齢の方々が集まる乱痴気パーティ…。
ストリップショー。
一つ間違えば、ダサくもなるシーンなのに、なんと軽やかで、砂糖菓子にも似たシーンなのだろう。
オードリーさんの魅力もさることながら、一つ一つのシーンをポップで豪奢にでキュートに仕上げたスタッフの力。これこそがこの映画の魅力。
日本なら、銀座・和光界隈、もしくは原宿から表参道が舞台で、地方から都会の華やかさに憧れて出てきた女の子の話。
と考えれば、この映画が、いかに、PVかMVかと言いたくなるように、憧れだけを詰め込んで憧れを壊さずに仕上げた映画として成功しているかが一目瞭然。
コールガール、愛人、子捨て、裏切りというネガティブな要素がたくさんあるのに、泥臭さも、悲惨さも、卑屈さもまったくない映画。
そのために、もっと人間ドラマとして深められたろうに、軽い雰囲気の映画になってしまった。
原作未読。原作者が怒ったと聞くが、さもありなん…。
原作者はモンローさんのイメージで執筆したとか。『紳士は金髪がお好き』とかのモンローさんの演技で観たかった気がする。きっと、コミカルで、ほろっともくるような、ぞくぞく来るものになったと思う。
『ローマの休日』の次の次位に、オードリーさんを売り出すために、あえてこのような映画・PVに仕上げたのだと思った。
実際は、『ローマの休日』から8年後、その間に何本も出演していらして、女優としての地位は確立していらしたろうに、なぜこんなふうに仕上げた?ジバンシーのアイコンをやっていたから、汚れ役にできなかった?
オードリーさんの出演作を全部見ていないので、このような評価は失礼なのかもしれないが、
「永遠の妖精」と評された如く、『ローマの休日』が一番の代表作であることからも、
イメージ先行から逃れられなかったのだろうか。
ちょっともったいない。
とはいえ、この映画の雰囲気に憧れ、真似したくなることは間違いない。
ージバンシーやサングラスをあんな風には着こなせないけれど。
窓辺のレースのカーテンや、アイマスクくらいなら…。
こんばんは♪ちょっとずつ。
とみいじょんさんのタイトル通り❣️毎年ほど女性誌で特集が組まれています。ただ、最近は買っていませんが。髪の毛アップでジバンシイのブラックドレス着て長い煙管?を持っているお馴染みのスタイルのポスターが昨年JR大阪駅コンコースにでかでかと貼ってありました。
おはようございます☀😃
共感コメントありがとうございます😊
まずまず、本作昨日から、
午前十時の映画祭で上映中。
5/2午後1:00からNHKBSで放映
よろしければ、どうぞ❣️
こんばんは、
さっすがのとみいじょんさま、
いま1:30a.m.なので、一読させていただいただけでの感動❣️
わかりやすく深いお考え、
また明日からゆっくりご意見を聞かせていただきたいものです。💕