TINA/ティナのレビュー・感想・評価
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ティナ・ターナーのミュージカルを見た。
今日(2025 2月9日)は映画ではなく、ロンドンのオルドウィッチ劇場にてティナ・ターナーのミュージカルを見に来た。
三階席のA9
丁度、この映画での単独公演のカメラにも写っている場所だ
「Tina」と名前が掲げられているが舞台は
「TINA」だった。
舞台はこの映画に忠実に演出されていて、それが全て「生声」最後の歌も「生声」
映画は良くできていると思うが、舞台は拍車をかけていた。
全て、英語なのに全くスムーズに僕の頭の中を通り過ぎ、最後はこの映画の様に観客全員と立って踊っていた。67歳の爺がする事ではないと思い、周りを見ると、ほとんど僕と同じ位の年齢の方が多かった。そうだよね。みんな、ティナ・ターナーと言えば、俳優って思う人も多いからね。
この映画は何回か見ている。レビューも書いたが消えている。理由は分かっているので、その事には触れない。そんな事全く無意味。
これをして南無妙法蓮華経とするのか。
悲劇すぎる展開に苛立ち、直視できないほど胸が痛む。
ティナを演じるにはアンジェラ・バセットでは線が細い。けど、バッキバキに鍛え抜かれたカラダに、難局に挫けない意志の強さや、やり遂げるパワーが漲る。ラストのシンクロする演出に、もう一段テンションが上がる。
この後間も無くホイットニー&BBに悲劇が繰り返されることが、悲しい。
南無妙法蓮華経
有名なDV男アイク・ターナーと、ヒットシンガーであるティナ・ターナーの出会いから別離までを描いた作品。いやー、聞きしにまさる暴力、こりゃー耐えられんな。わがまま放題、やりたい放題、ふとしたきっかけでキレる。周りはビクビク。そして、DV被害者の「私が悪い、私の努力が足りない」という常套文句。全然自分は悪くないのに…。
ティナ役のアンジェラ・バセットの、体当たり演技は良かったが、筋肉がスポーツ選手並にすごくて、ついそっちに目がいってしまう。ムッキムキやで! アイク役のローレンス・フィッシュバーンは若くて、シュッとしてた。イライラしてすぐに沸騰しちゃうのに、どこか寂しそうな、脆そうな雰囲気も醸していて、絶妙だった。あと、髪型がいろんなパターンがあって、楽しかった。マッシュルームヘア、けっこう可愛かったよ。
ラストにティナ本人のステージ映像が流れるが、やはり唯一無二の歌唱である。そして、笑顔の明るさ! 子供の頃の聖歌隊のエピソードからも伺えるが、本当に芯の強い人だ。どんなに辛いことがあっても、彼女の精神は損なわれなかった。まさに蓮の花のような人だった。しかし、2回聞いただけでお経を耳コピできるとは、何という耳の良さ。脱帽!
BS松竹東急の放送を鑑賞。
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