「あまりにもサメがかわいそう」ディープ・ブルー(1999) 雑子さんの映画レビュー(感想・評価)
あまりにもサメがかわいそう
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動物愛護的な視点が当時は薄かったと思われるが、
それにしたって背を向けて自由を求めて海に飛び出そうとしていたサメを、「所詮動物」などと誹謗中傷しておびき寄せたうえに十字架を手に(神の名の下に?)爆殺って果たして良かったのかと。
ジョーズみたいに、今撃たないと自分が殺される、と言う状況なら正当防衛と言える。
でもそうではない。
アルツハイマー病の治療のために遺伝子操作したことよりなにより、もともと住んでいた海に逃げたくてやっとのことで檻から出られたところを殺されてしまったというのが不憫だった。
食われた人たちは悲惨だけども、規約無視して勝手に遺伝子いじったり実験に使ったりしてひどいことをしていたので自業自得。
敢えて言えば、人命救助のためだけに来ていた救援部隊のヘリの人たちは何の罪もないので純粋にかわいそう。
途中までのドキドキハラハラ脱出劇はエンターテインメント性高かったのに、最後の最後でサメがかわいそすぎて胸が痛かった。
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