月の子ども
劇場公開日:1992年4月2日
解説
月から授けられた超能力を持つ少年が出会うさまざまな出来事を、バルセロナを舞台に幻想的に描く。監督は『ガラス越しに』のアグスティン・ビラロンガ、撮影はジョム・ペラコーラ、編集はラウル・ロマン、音楽はデッド・キャン・ダンス。
1989年製作/115分/スペイン
原題または英題:El Nino de la Luna
配給:巴里映画
劇場公開日:1992年4月2日
ストーリー
戦いの絶えない憂鬱な時代のヨーロッパ。孤児のダヴィー(エンリコ・サルダナ)は、自分の持つ超能力に気づき始めていた。そこへ、ある秘密組織がダヴィーに目をつける。何も知らずに迎えられたダヴィーだったが、その組織の目的は、月の持つエネルギーを誕生前の子供に伝送し、超能力を持つ“月の子ども”のクローン生産の研究開発だった。“月の子ども”を宿したジョルジーナ(リサ・ジェラール)とともに逃げ出したダヴィーはアフリカへ向かう。神に選ばれた“月の子ども”を待つ奥地の部族へ行く途中で2人は雨に遭い、ジョルジーナは息絶えるが、“月の洗礼”を受けたダヴィーは、自分が“月の子ども”に生まれ変わったことを感じる。ダヴィーを執拗に追ってきた組織のメンバー、ヴィクトリア(マリベル・マルタン)も、ダヴィーが月の子どもであることを信じ、彼を逃がす。帰るあてのないヴィクトリアが飛行機で自爆する空の下で、ダヴィーは部族に迎えられていた。
スタッフ・キャスト
- 監督
- アグスティン・ビラロンガ
- 脚本
- アグスティン・ビラロンガ
- 撮影
- ジョム・ペラコーラ
- 音楽
- デッド・キャン・ダンス
- 編集
- ラウル・ロマン
- 字幕
- 寺尾次郎
-
Victriaマリベル・マルタン
-
Jorjinaリサ・ジェラルド
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Daviエンリコ・サルダナ
受賞歴
第42回 カンヌ国際映画祭(1989年)
出品
コンペティション部門 | |
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出品作品 | アグスティ・ビリャロンガ |