「言葉で人を動かすということ。」独裁者 ひでぼーさんの映画レビュー(感想・評価)
言葉で人を動かすということ。
チャップリン映画祭で鑑賞。
チャップリンの作品を観るのははじめて。
わかりやすすぎる笑いであるが、背景にある独裁国家と実際に起こった悲劇が脳裏をよぎり、複雑な気持ちになる。
ライフイズビューティフルを思い出す。
おっちょこちょいでコミカルな笑いが続くが、ラストの演説シーン。頼りなかった主人公が一変し、一気にカタルシスへと昇華される。
人を言葉で動かすというのはこういうこと。
喜劇であるからこそ、メッセージ性が際立つ。
2023年劇場鑑賞30本目
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