「演説の部分」独裁者 Mさんの映画レビュー(感想・評価)
演説の部分
何度も何度も見返しました。
今でも時々見返します。
追記
三谷幸喜さんが小学5年生の息子と「独裁者」を見た話をエッセイに書いていた。(映画の時代背景を知らない)息子は最後の演説のシーンを見て、「この床屋さんはきっとこの後、銃殺されるよね」と言ったそうだ。
エッセイは続く。「・・・息子の言う通りなのである。そう思ってこのシーンを振り返ると、より「独裁者」という映画の深さが見えてくる。」
エッセイは「十歳の息子に映画の見方を教わった春。」と結んでいる。
M様
コメント、ありがとうございました。
追記に書かれている三谷幸喜さんと小学5年生の息子さんのエピソードがとても心に染みました。映画は観る人によって、また同じ人でも、観る歳やタイミングによって違ったことを感じたりして、その自由度もまたすばらしいと思います。
赤ヒゲでした。
コメント、ありがとうございます。
今回改めて観て、演説を含む映画全体がすごいと思いました。
今もしずかにメッセージが世界に伝わって行ってると、願います。
Mさん、共感ありがとうございます。
演説には「モダン・タイムス」の内容も含まれていて、チャップリンが長年培ってきた見識と願いが込められた素晴らしい内容です。トーキー映画を否定したパントマイムの達人が、演説を詩のように流暢に語れるなんて、能ある鷹は爪を隠す、みたいなものですね。チャップリンの才能の豊かさには感心するしかありません。
独裁者は長期に渡ると危険性が高まります。周りにイエスマンしかいない組織は、トップのカリスマ性が本物でないと腐敗しますね。ヒトラーもムッソリーニも、独裁者の最期は因果応報、自業自得そのものでした。天寿を全うしたいならチャップリンのように皆を幸せにするカリスマ性を身に付けないと、難しいですが、それがトップになるべき条件と思います。
今晩は。コメント、ありがとうございます。
矢張り、凄い人ですね。チャップリンは。
今更ながらに見る(聞く)と、あの演説シーンの凄さが改めて分かります。ヒトラー最盛期だったにも関わらず、瞬き一つせずに演じ切った人間、チャップリンの矜持を感じます。
では。