「相当な傑作です」殺人狂時代 越後屋さんの映画レビュー(感想・評価)
相当な傑作です
他に名作が多すぎるので、影に隠れた感が否めませんが、CCらしさが希薄であるのにこの水準はさすがです。
モダンタイムスでスラップに一区切りつけて、独裁者でアメリカ中を敵にまわし、次作ライムライトはついにアメリカを離れて、なのでこれがアメリカで撮った最後の作品です。
今でこそCCのメッセージ云々という褒め方をしますが、あの時代にこの内容では激しい非難に晒されたのはやむを得ないでしょう。
しかし、CCを離れて一本の映画作品として評価すれば、全体の構成やテンポ、各人に対する確かな演出、映画らしさにあふれた傑作です。
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