地球の静止する日のレビュー・感想・評価
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ロボかわいい
かわいいロボ!
細かい設定や演出の甘さはさておき…いや、これが1951年の映画であることを忘れてはいけない。当時の観客の視点で考えるとこれがリアルな表現だったのかもしれない。恐ろしい宇宙人、未確認飛行物体、謎の破壊兵器、今でこそ量産されたコンテンツの原点であると考えると、この映画の偉大さがわかる。私はよく知らないが。
注目したいのはテンポの良さ。無駄を省いた非常に濃い内容です。宇宙人が社交的で、人間社会に溶け込んでいく様がユーモアを交えつつ描かれます。そして人間と宇宙人の対話。これこそがこの映画の主題ではないでしょうか。ぶっちゃけあんまし静止しないです(笑)「静止」は宇宙人凄いぞ!の表現の一部です。なぜ「静止」になったのか。破壊兵器かわいいロボいるじゃん!と思うかもしれないですが、宇宙人は寛大なのです。人間と違って力を誇示する為の破壊行為をしないのです。
「宇宙人が地球にやってきたら何語で話せばいいか?数学だ。数学は全人類の共通言語であり、宇宙にも通用するはずだ」誰かがそんなことを言っていた様な言わなかった様な気がしますが…そんなことを思い出させてくれるシーンがあったりして感慨深いものがありました。
平和への憧憬と渇望か
SF映画の重要作品
極めて重要な使命
シンプルなメッセージ
人は何かを思ったら発信するものです
言葉や歌、小説や映画なども
1952年とあります、チャップリンのライムライトとほぼ同時期ということにかなり驚きます
話は分かりやすくストレートに言いたいことを言ってくれます
かつて冒険家が大陸などを求めて大海原を突き進んだ時も行き着いた土地の住人は驚いたことでしょう
容姿は同じなのに恐れ慄き傷をつけてしまう
身を守るはずの武器は、いつの間にか人を傷つけるために作られるようになってますね
今、ウクライナの事があるから何方かがこの映画を選んで放送されたのでしょうね
とてもシンプルなメッセージ、伝わりましたよ
多くの映画人が影響を受けたこの映画、初めて見ましたがとても面白く勉強になりました
あの『マッドマックス』もこの撮影方でした
イメージは大切です
争いのない世界はあり得ませんが武器のない世界ならアリですよね
日本人は武器など持ってませんからね
「アンドロメダ」に先駆け、ワイズ監督の名作!
キアヌ・リーブス主演版を観た記憶は
あったが、ストーリーは全く忘れている中、
ロバート・ワイズ監督版の鑑賞スタート。
そして、最後まで興味深く観ることが
出来た。
キアヌ版とのストーリー比較は出来ないが、
このワイズ監督版の話は、
地球を滅ぼす可能性のある地球上の生物は
人間だけだが、
地球を滅ぼすレベルの核兵器を持った
人類が、自ら滅亡だけならまだしも、
将来、宇宙へ進出して、
今度は宇宙全体を危機に陥れる可能性を
危険視した宇宙人が、
戦争兵器を破棄した平和か、
我々の手による地球の消滅か、
の選択をさせるためにやって来る
との壮大な話だった。
日本が海外からのパワー要因に依らない限り
変われないことと同じように、
地球人も地球外のパワー要因に依らない限り
恒久的な平和を手にすることは
出来ないだろうというテーマは重く、
非常に考えさせられる映画だ。
「アンドロメダ」に先駆ける、
ワイズ監督のSF名作ではないだろうか。
改めてキアヌのリメイク版を
比較鑑賞したくなった。
地球がひとつになるには、宇宙人が必要か?
SF小説の全盛期のエッセンスを見事に映像と成して21世紀の現代にも通じるレベルの高さを伝えてくれている
SF映画の金字塔
SFファンなら必ず見ていなければならない
観てないなんて話にもならない
それほどの名作
改めて観てやはりその見事な出来映えに感嘆した
戦前戦中戦後とアメリカはSF小説の月刊誌が幾つも発行されており、どれも大変な発行部数を誇った
掲載された小説の内容もSF小説の不朽の名作と言われる作品は殆どこの時代に書かれたものだといえばそのレベルの高さは判るだろう
今のSFもののアイディア、ネタ、モチーフはありとあらゆるものが既にこの時代のSF小説の中に盛り込まれていたのだ
しかし当時の映画の特撮技術ではとても映像化できなかった
ところが本作はそのSF小説の全盛期のエッセンスを見事に映像と成して21世紀の現代にも通じるレベルの高さを伝えてくれているのだ
宇宙人クラトゥが乗って来た円盤の形状
飛行中やその材質の表現
シームレスとなる開口部の表現
その内部の通路や機器類の美術
機器の操作インターフェイスや音声コマンド
ロボットのゴートの造形
なにもかも後のあらゆるSF映画やアニメに影響を与えたものばかりだ
SF映画が好きなら古典や一般教養として観るだけでなく、素で楽しめるはずだ
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