小さな恋のメロディのレビュー・感想・評価
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観たことあるはずと思って観たら
全く覚えていなかった。
先日公共ホールで上映会があり、ちゃんと目にする機会を得た。
大雨で来場者は3桁に届かず、映画会としては残念な結果だったが上映時間2時間前から来場している人々もおり、人気が伺えた。
子どもたちの学校での姿や親との関わり、滑稽な先生達を楽しんで観れた。
男子生徒は爆弾作りの成果を集まって見るのに対し、女生徒は恋バナやお墓に置いたスターのポスターにキスするなど性に興味津々な所も良かった。「キスしたら子どもが出来る」とか言い出して(笑)
生意気少年のオーンショーがダニエルを従えて遠出して遊んでるが、「お金出すから映画行こう」と言われると素直になれない所は観ててニヤニヤしてしまう。所がそのダニエルがメロディに夢中になると慌て始めるオーンショーにまたニヤニヤが止まらない(笑)
ダニエルとメロディのカップルはピュアピュアなまま、学校をサボってお気に入りの遊園地デートに水着で海水浴までやってしまうのにもニヤニヤ以下略(笑)
ラストのドタバタ感は時代を感じるし、生徒に服を引き破られる先生後ろ姿を見ると、これを参考にして70年代後半から80年代の日本の児童映画は作られたのかもと思ったりもする。
メロディはやはり可愛かったが周りの友達もそれぞれ特徴的な可愛い子がいるし、オーンショーの仲間達も個性的でまさに学園コメディといった雰囲気。
授業終了後に門を通らず、波形スレート板が捲れている塀を抜けて近道する男子生徒の個性を見るだけで「あー皆違うのがまたかわいい」と親目線で見てしまうくらいこっちが歳を取ったのも分かった(笑)
内容で魅せる映画ではないと思うがBGMの挿入歌が盛り上げてくるので映画自体にプラスになっている印象。
当日、どしゃ降りの雨の中、濡れた頭で来場されたお客様も楽しんで帰られた様子だったので★4としたい。
淀川長治の解説
メロディ世代‼️
0033 周りにトレイシーハイドにハマった奴いたなあ
1971年公開
当時の旭化成のCMでグッときた
愛しさ満開の青春映画。
終活のため京都に観に来ました。
(同週に主演2人が来日この劇場での
トークショーだって)
イギリス色全開の中で大人に抵抗する
ヤングたちの対立構造は当時は興味なかったが
今見返すと非常に面白い。
劇中にマッチしたビージーズの曲もよろし。
90点
1
京都みなみ会館 20221018
初鑑賞 1976年8月23日 三番街シネマ2
初テレビ鑑賞 1976年5月2日 日曜洋画劇場
初めてじっくりと観ました
ハートがいっぱい
トータルで100回以上観た
なんだろ、この映画の良さを人に説明しにづらい。
何故なら観せてみて『ほ~ん』って感想の方には何を言っても耳に届かないし、観てない人にあれこれ書き記しても観ない事には主観の感想がその人の期待を裏切る形になるかもしれないし。難しい!
よく云われるノスタルジックだとか、可愛らしさや初々しさだとか、小気味良い音楽だとか、そんなのは人によりけり感じ方も違うし、俺が思ってるのはそういうとこじゃなく、トムとジェリーを観て俺はアメリカを知ってアメリカに憧れトムとジェリーの中に居る悪い仕草や決めポーズが格好良いと影響受けた。
同じようにこの映画でイギリスに憧れ、小学生くらいの主人公に影響受けた20代の俺が一人暮らしした際に部屋の壁紙をラブホみたいに変え、部屋にジェット機のプラモを吊るし、女の子にドキドキする。
そんな人に言えない自分の世界をプレゼントしてくれ、いつでもそこに帰ってきてその気分にさせてくれる。 けど実は初めてこの作品を観たのはもう30年以上前の主人公より年下だった時で、その時から強烈に記憶しつつ心にポッと熱い何かを植え付けられてた。
BLANKEY JET CITYの同名の小さな恋のメロディーって曲があってその始まりの歌詞そのまま、
観た事がないなら観た方がいいぜ、って感じの自分の宝物のような作品です。
全編を彩るビージーズ
イギリス、イギリス、イギリス
「イギリスのオッサンが書いた少女漫画」
イギリスでは、5歳から16歳までが義務教育で、一般の子供は無償の公立、富裕層や上流階級の子は私立に行くようです。
本作の舞台はロンドンの共学公立中学校、主役は11歳の3人です。トム・オーンショーの両親は何をしているのか不明、ぼろアパートに住み、おじいちゃんの面倒をみるヤングケアラーです。メロディ・パーキンスはお婆ちゃん、母、父との4人暮らし。父は保釈中とのことですが、家にいるよりパブにいることが多いようです。ダニエル・ラティマーの父は会計士で両親との3人暮らし。割と裕福な様子。映画の前半はトムとダニエルの男同士の友情が深まる様子を描き、悪童物語として面白い。悪友トムのキャラが大変魅力的です。ダニエルと喧嘩をしてもちゃんと自分から謝るいい奴。いつも斜に構えていて、どこでもくちゃくちゃガムを噛んでいて、なにかあればすぐに学校をバックれようとダニエルを誘います。数年後にはパンクキッズになって立派なジャンキーになっている姿が容易に想像できます。
一方後半はダニエルとメロディの男女間の恋愛を描き、映画は一気に失速します。なにしろダニエルの行動がおかしい。
・食卓で父の新聞にいきなりマッチで火を付ける
・ポルノ雑誌が母に見つかっても全く動じない
・気に入った女の子には周囲の目も気にせずぐいぐいアプローチ
・ダンスパーティーで衆人環視の中、堂々とダンスを申し込む
・混雑した昼食時の食堂でいきなり隣に座ろうとする
・一度デートしただけでいきなり結婚を申し込む
・結婚は早いと諭す教師に対して「失礼だ!謝れ!」と叫ぶ
あまりに屈託がなさすぎ、子供らしさがなさすぎ、恥じらいがなさすぎ。まるでサイコパスのよう。「こんなヤツいねーよw」本作がイギリスとアメリカでヒットしなかった理由はこれだと思います。一方、アジアや中南米では「はえー、イギリスのかわいい坊ちゃん、すっごい!」と大ヒット。出てくる大人や先生は俗物ばかりだし。なにこのイギリスのオッサンが書いた少女漫画w。
可愛い💗
【”僕達、結婚したいんです!、と11歳のダニエルは、勇気を振り絞って言った。”ビージーズの”To Love Somebady"や”Merlody Fair"が作品に余韻を与えています。】
ー まずは、両親に感謝である。
今作は、年代を見ると私が生を受ける前の作品でもあるのに、劇中で流れるビージーズの曲は、聞き覚えがある。(と言うか、幼き頃の生活の場に流れていた。初期ビートルズも同じである。ちなみに、初期ローリングストーンズは後年聴いた。そんなものであろう・・。)ー
◆感想
・データを見ると、今作は日本では大ヒットしたが、本国の英国、米国では散々酷評されたそうである。”ビックリ!”である。
・鑑賞すると、英国で酷評された理由は何となく分かる気がする。
映画の内容ではなく、公開年が1971年となっているので、10代前半の恋物語を受け入れ難い風潮が有ったのかなあ、と類推した。
・11歳と言えば、日本では小学校高学年である。多感な時期である。
私には、ガールフレンドが居たが、内緒の交際であった。
(だが、後年散々揶揄されたが、バレバレだったそうである。)
・今作のダニエルとメロディの淡い恋。
けれど、内気なダニエルの想いの発露が校長先生の前での、結婚宣言である。
- 甘酸っぱいなあ・・。二人だけで海岸にデートに行って、ダニエルの想いは深まり・・。-
<ダニエルの兄貴分の様な少年オーンショーの、散々二人を揶揄した後の、最後は二人を応援する姿が染みるなあ・・。
ビージーズの”To Love Somebady"や”Melody Fair"が今作に与えた趣も、とても良い。
中学生までの恋を、結婚にまで発展させた方を私は知らない。
幼き時だからこその恋愛を、美しく描いた作品であろう、と思う。
彼女は、今、幸せな生活を送っているのだろうか・・。
”看護婦長になりたい・・、無理かなあ”と可愛らしい笑顔を浮かべて言っていたなあ・・。
願いが叶って、幸せな生活を送っていて欲しいと心から思う。(遠い目・・)
スイマセン・・。>
私の原点
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