探偵マイク・ハマー 俺が掟だ!
劇場公開日:1982年5月1日
解説
戦友が殺された事件をめぐって凶悪な敵に挑む探偵マイク・ハマーの命知らずの活躍を描くハードボイルド・アクション。製作はロバート・H・ソロ、監督は「フーリング」のリチャード・T・ヘフロン。ミッキー・スピレーンの原作を基にラリー・コーエンが脚色。撮影はアンドルー・ラズロ、音楽はビル・コンティ、編集はガース・クレーヴン、製作デザインはロバート・ガンドラックが各々担当。出演はアーマンド・アサンテ、バーバラ・カレラ、ローレン・ランドン、アラン・キング、ジョフリー・リュイス、ポール・ソルビノなど。
1982年製作/アメリカ
原題または英題:I, the Jury
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:1982年5月1日
ストーリー
探偵マイク・ハマー(アーマンド・アサンテ)が、いつものように仕事で人妻の浮気の調査をしている頃、戦友のジャックが下腹部を撃ち抜かれるとという残酷な方法で殺された。ジャックの復讐を誓ったマイクは友人で殺人課のパット(ポール・ソルビノ)の忠告も無視して、事件の調査を開始した。ジャックの別居中の女房から、彼が性的不能者で、ベネットSEXクリニックヘ通っていたこと、最近大きな儲け話を見つけたといっていたことなどを聞いたマイクは、ジャックの戦友ジョー(ジョフリー・リュイス)を訪ねた。そしてジャックが元CIAのロメロ大佐に近づいていたことを知る。今は、独自の帝国を築き上げようとしているロメロ大佐は、ベトナムで特殊な薬を使ってある洗脳を行なっていたのだ。ニューヨークに戻ったマイクは、SEXクリニックの主催者シャーロット(バーバラ・カレラ)の訪問をうける。しかし、彼女は患者の秘密は公言できない、と協力するのを拒んだ。やがてジャックの相手をした双子の姉妹が殺され、ロメロが雇った殺人鬼の魔の手がマイクにも迫った。その殺人鬼もクリニックの患者だったが、ロメロ大佐によって洗脳されたのだ。ロメロたちは、ベトナム戦争中に開発された覚醒剤をさばいて悪どい商売をしていたのだ。やがて憎むべきジャック殺害の犯人であり、悪の主謀者の正体が浮かぶ。まずは、<悪の要塞>に乗り込むマイク。そのマイクを消そうと、殺し屋たちが待ちうける。逆転でロメロを倒すマイク。そして、いよいよ、ジャックを殺した敵の地に向かう。その仇敵こそ、ロメロ大佐の忠実な部下だったシャーロットだった。その妖しげな美貌の魅力的な彼女に1度は惹かれたマイクだが、そんなことで決意がにぶる彼ではない。ジャックはPPK1380によって、下腹部をむごくも撃ちぬかれたのだ。豪華なシャーロットの屋敷に入ると、彼は無表情に彼女の下腹部に銃弾を放つのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- リチャード・T・ヘフロン
- 脚本
- ラリー・コーエン
- 原作
- ミッキー・スピレーン
- 製作
- ロバート・H・ソロ
- 撮影
- アンドリュー・ラズロ
- 美術
- ロバート・ガンドラック
- 音楽
- ビル・コンティ
- 編集
- ガース・クレーブン
- 字幕
- 岡枝慎二