弾丸特急 ジェット・バス

劇場公開日:

解説

全長50メートル、重量75トンという原子力バスの処女運転で捲き起こるパニックを喜劇タッチで描く。製作指揮はマイケルとジュリア・フィリップス、監督はTV出身のジェームズ・フローリー、撮影は「ミッドウェイ」のハリー・ストラドリング・ジュニア、音楽はデイヴィッド・シャイア、編集はエドワード・A・ワーシルカ・ジュニアが各々担当。出演はジョセフ・ボローニャ、ストッカード・チャニング、ジョン・ベック、ルネ・オーベルジョノワ、ネッド・ビーティ、ボブ・ディシー、ホセ・フェラーなど。

1976年製作/アメリカ
原題または英題:The Big Bus
配給:パラマウント=CIC
劇場公開日:1976年12月4日

ストーリー

全長50メートル、重量75トン、32個の巨大なタイヤをはいた世界最初の原子力バス『サイクロプス号』が、今、ニューヨークのバス・ターミナルからコロラド州のデンバーに向けて、歴史的な処女運行にのぞもうとしている。収容乗客数180名、快適な乗客サロン、プールやボーリング場まで備えた、正に動くレジャー・ビルである。サイクロプス号を運転するのは設計者キティ(ストッカード・チャニング)の恋人のドン・トランス(ジョセフ・ボローニャ)、そしてショルダーズ(ジョン・ベック)の2人である。サイクロプス号の出発を目前に控えたコントロール・センターに、爆弾が仕掛けられた。幸い大事に至らなかったが、これは原子力を商売上の脅威とみなした国際的な石油会社グループが、その道のプロのアイアンマン(ホセ・フェラー)と彼の弟アレックスに妨害を依頼したのだった。さて、サイクロプス号はデンバーに向けてノン・ストップ試運転に出発した。主な乗客は、ファッション・デザイナーのカミール・レビィ、クレイン夫妻(サリー・ケラーマン)(リチャード・マリガン)、キュドス神父(ルネ・オーベルジュノア)、エメリー・ブッシュなどである。走りだしてすぐ、アイアンマンが仕掛けた第2の時限爆弾が爆発、ブレーキが破壊され、山道を暴走しはじめた。ダンの必死の緊急操作で、バスはやっと停止したのだが、そこは深さ10メートルの崖っぷちにシーソーよろしくひっかかってしまった。ダンは、崖からつき出た車体部分の重量を軽くするために、積んであったジュース類を全部後部へ移した。おかげでキティが危うくジュースで溺れかける騒ぎ。ダンの決死的な働きでバスはやっとハイウェイに戻ったが……。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

2.0かなり無駄な巨大バス

2020年9月22日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 一応パニック映画の部類に入るのだろうけど、核燃料を使わなくても行けるやろ!と被爆国日本に住む者としては無駄で危険なバスの存在価値にすら疑問。全長50mというバスを二つくっつけたような大きさで、豪華な客室やレストランに加え、プールもあるし、ボーリング場もあるという無駄尽くし。コックピットのような運転席だし、二人交互に運転できる。

 開発者キティの父親は爆破テロによって動けなくなるし、敵の親玉も鉄の人工肺に頼っている。しかし、笑えない。コメディ作品として観るには笑いの要素のピントがずれてる気がするのです。そうして、ようやくクライマックスになり、ありえないほどの特殊撮影に驚いてしまう。どう見てもミニチュアじゃないし、巨大なバスをそのまま崖から落とそうとしてる!この映像だけでも見てよかったと思うくらい。

 ちょっとだけアメリカでの自動車免許試験(学科)は難しい・・・ということがわかった。病院前の速度、緊急自動車の優先順位とか、知らんがな!

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kossy

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