劇場公開日 1975年6月28日

タワーリング・インフェルノのレビュー・感想・評価

全97件中、41~60件目を表示

4.0制作から半世紀たってもハラハラドキドキが色褪せない

2023年5月15日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

単純

興奮

138階建ての超高層ビルの落成式当日に火災が起こるパニックムービー。1974年の作品なので、2023年の今観るとさすがに古く感じます。それでもハラハラしながら鑑賞できるのは、作品としての完成度が高い証なのでしょう。この作品は、20世紀フォックスとワーナーブラザーズの合作で、スティーブマックイーンとポールニューマンの主演です。面白いのはエンドロール。クレジットでそれぞれの扱いに苦慮した結果がにじみ出ています。英文は左から読むので、左側が最初に観客の目に留まりやすく、序列も上位と考えられています。その場所にはスティーブマックイーンの名前があります。一方で、その少し上の右側にポールニューマンの名前が。視覚ではマックイーンが上位だが、冷静に縦位置の序列をみるとポールニューマンが上位という構成なのです。結果として、視聴者はどちらが高位かわかりません。日本の映画やドラマでも、特別出演や友情出演などの注釈をつけることでバランスをとるのが良くある手法ですが、目的は似たようなものでしょう。これくらい名前のある二人になると、本人たちの意思とは無関係なところで、所属事務所同士のプライドも絡み合う様子を勝手に想像していまいます。絶妙な解決案を作り出した制作陣に敬意を表したいと思います。
第47回アカデミー賞において、撮影賞、編集賞、歌曲賞を受賞しています。撮影賞受賞は納得できるほどの特撮です。特に火災から逃れる人が落下するシーンは、2001年のNY同時多発テロと重なるものがあり、リアルな出来上がりになっています。
作品鑑賞中は歌曲賞と言われてもピンとこないくらい、あまりインパクトを感じませんでした。改めて聴くといい曲ですね。

ちょっと間延びした感もありますが、スリリングな映画を観たいときにおススメの作品です。

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ねりまっくま

5.0西武魂か?圧巻の男気

2023年2月18日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

いやあ、何十年ぶりの再会だろう。昔話になるが、映画好きのませガキは、普段は名画座なのに待ちに待って封切館へ。当時、東京の超街中を除けば全席入替があまり定着しておらず、近郊では二度見ができた時代。感動して二度見したなあ。
それほど、マックイーンとニューマンの共演は胸が躍った。二人とも大好きな俳優で、少年のあこがれだった。年齢的にも役者経歴もポール・ニューマンが格上で、今考えると、納得の演出なんだけど、ポスターはマックイーンが先なのに登場がずいぶん遅くて「ゴジラ」っぽいなんて思ったもんだ。
きっと、二人のスターはどちらが映えるか、演技面でもかけひき面でも火花バチバチだったのだろなあ。これが、当時の映画ができた贅沢な共演作の魅力か?
巨大ビルの惨事の原因は、ちょっとした手抜きだったり、非常時の設備不稼働とか、バックヤードの整理とか。当時は「えー」と思ったが、繰り返される事故や摘発では70年代とあまり変わっていない。そこに絵も知れぬ恐ろしさを感じるし、そびえたつ超高層ビルの惨事は9.11を彷彿とさせ何ともやりきれない思い。
そんな中、登場する多くの男性陣が、女性を守り自己犠牲の精神で皆の生還のために奔走し協力する。この男気が良いね。市長もロバート・ボーンの上院議員も「我先」にならない演出に感激したな。実は女性陣も協力して生存可能性を譲り合ったり。さらに命を賭して戦う消防士。緊急時にこの精神、この作品のメッセージかな。
名優フレッド・アステアの軽いステップはこの作品で僕は見納めだったと思うけど、彼のシーンは良いアクセントで暗くなりがちは気持ちを和らげる癒しになった。これは配役のクリーン・ヒットか。

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Bluetom2020

5.050年前の映画とは思えない素晴らしさ。迫力。

2022年11月8日
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鑑賞方法:VOD
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fran

2.5見るときに条件が悪すぎた

2022年10月19日
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鑑賞方法:DVD/BD

リアルタイムで劇場公開された時には、まだ子供だったので、映画館に映画を見に行く習慣がありませんでした。そもそも字幕を読みながらお話を追っかけるという行為が子供にはハードルの高いことだったのです。

父親はポール・ニューマンとスティーブ・マックイーンが共演するだけでワクワクすると、興奮していましたが、私にとってはピンときません。ゴジラとウルトラマンがいっしょに戦うなんて映画があったら、子供ごころに夢中になっていたかもしれません。まあ、今は『ゴジラ対コング』なんて見たいとも思いませんが。

で、大人になってから、満を持して見た感想は、「リアルタイムで見たかった」というものでした。正直、当時の撮影技術や、炎を使ったスタントには、やはり限界が多かったようで、伝わってくる迫力には幻滅しました。『バックドラフト』や『ブローンアウェイ』なんかを見たあとだったので、どうしても古くささを感じてしまうのです。最近では、『シカゴ・ファイア』なんて、国際救助隊並みに消防士がカッコいいテレビシリーズがあるし、ちょっと迫力不足は否めません。

設計者と消防士という、利害が対立する関係が、変化していくストーリーは子供には共感しづらくしかも分かり易い悪役がいない構成も退屈に感じました。

全部のタイミングが、私にはネガティブでした。

2021.2.15

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うそつきカモメ

0.5フレッド・アステアを使って、こんな緊張感の無い映画はゴメンだ

2022年10月13日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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マサシ

5.0午前10時の映画祭での上映もあと3日

Mさん
2022年10月2日
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鑑賞方法:映画館
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M

4.0自慢したいオーナー達のエゴ

2022年3月21日
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前半のストーリーの繋がりが分かりにくく、犠牲者多数の超高層ビル火災パニック映画。
タイタニックやポセイドンアドベンチャーに通ずる、オーナーのわがままで巨大なモノを作り上げ、自慢気したいだけのそこに居合わせた大勢の人間の犠牲を伴う、人間のエゴが表される映画。
最後の消化方法は、高置水槽爆破での消化安瀬は中々。
特殊撮影技術がない時代よく撮れた映像だ。

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たけさん!

4.0時代を越えた名作

2022年3月21日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

正義と愛と献身を問われている気がしました。
妙にリアルでした。
後世に継承したい作品でした。
面白かったです。

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tuna

4.0ヘリコプター

2022年3月6日
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鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

ヘリコプターが爆発する流れが雑すぎ。あれが無ければ星5でも良かった。
あと足音をはじめ一部のSEが最後まで嫌だった。

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ソルトン

3.0恋愛関係の二人としてキャスティングして欲しかったホールデンとジェニファー

2022年1月31日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ジョン・ギラーミン監督作品としては他に
「ブルー・マックス」「レマゲン鉄橋」の
戦争映画で楽しまさせていただいたが、
1970年代はパニック映画ブームがあり、
この作品もその代表的作品として
興味深く鑑賞した記憶がある。
その後も幾度となくテレビでも観たように
思うが、その際は気楽なパニック物として
特に気合いを入れての鑑賞ではなかったので
NHKのBSでの放映を機に
改めてキッチリと対峙してみた。

端的に言えば良く出来た娯楽大作だ。

建築を生業にし始めるのと
時を同じくした頃に初上映された作品だが、
改めての鑑賞では、
バリアーフリー思想の現代では想像し難い
段差の多いフロアー設計に驚いたり、
リアリティという意味では、
水槽爆破による消火は元より、
火災時のエレベーター使用や
簡単に割れる超高層の窓ガラスのシーンには
おもわずニヤリだった。
しかし、エンターテイメント作品としては、
映像もキャストも
大作としての雰囲気を充分に
醸し出している。

しかし、相当数の消防車の出動や
消防隊員の活躍のシーンは、
その後の9.11を彷彿させ、
心穏やかに観ることが難しかった。

そして、建築家が消防隊長に、
私がビルの建て方を教わりに行くよ、
と語るラストシーンは、
人間の営みが、結果として
自然への逆らい具合が強ければ強いほど
災害時の被害が拡大する可能性が高くなる
ことは明らかなので、
この映画のテーマを象徴して
意味深いセリフに感じる。

また、一映画ファンとしては、
「慕情」のカップル、
ウィリアム・ホールデンと
ジェニファー・ジョーンズは、
愛人関係でもいいので恋愛関係の二人として
登場して欲しかったなぁ、との想いも😊

この作品はパニック映画としても有名だが、
いわゆるグランドホテル形式の映画としても
紹介される。しかし、「大空港」や
「ポセイドン・アドベンチャー」の人間描写
には及ばなかったようには感じられた。

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KENZO一級建築士事務所

5.0アメリカの旧車のような魅力

2022年1月31日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 男盛りの中年二大スター、ポールニューマンとスティーブマックィーンが初共演した、パニックスペクタクル映画。

 当時、小学校4年生だった私は、映画好きの母と姉とでこの超話題作を観に行った。 現在とは違い、スクリーンは巨大。 館内は超満員で、通路にまでビッチリと立ち見客。 観客の期待と熱気が、映画館の暗闇の中を渦巻く。 今では体験し得ないような非日常空間だ。 そんな中で、超高層ビルの大火災に巻き込まれた人々のドラマを、固唾をのんで見守った。 いい時代に、最高の洋画を観れて本当に幸せだったと思う。

 印象に残ったのは、もちろん二大スターの大活躍。 これで二人のファンになり、二人が主演する様々な名作に出会うことができた。 私にとっては、映画の世界への突破口となった作品でもある。

 強烈だったのは、ビルの外付けのエレベーターから中年女性が墜落した瞬間。 良い人として描かれていたので、「なぜこの人が・・・」と呆然自失。 ショッキングシーン初体験だった私には、トラウマ級のダメージとなった。 以来、高所恐怖症である。

 最近、BSで放送されたのを観た。 やっぱり面白い。 最先端のCG映像を見慣れている今の人でも、十分楽しめると思う。 この映画は、言ってみればキャデラック。 バカでかくてガソリンを食うし、デザインもメカも古いけど、 観た者を強力に惹きつける魅力がある。 昔の映画でも潤沢に金をつぎ込んで作っているので、見劣りはしないということだ。

是非、一度ご覧あれ。

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Garu

4.0オールスターゲーム

2022年1月5日
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ken1

5.0良い映画

2021年10月2日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

面白い、と言ったら語弊がありますが良作でした。
っというかこんな良い映画を知らずにいた事がお恥ずかしい。

きちんと仕事しないといけないなと思いました。

スティーヴ・マックイーン顔こんな感じだっけ?と思ったらポール・ニューマンと間違えてました。

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bun

4.0消防隊の活躍が素晴らしい

2021年9月26日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

公開年から考えると、7、8歳の頃に観た。それ以来の鑑賞だが、

火災の迫力はもちろんだが、やはり、ポールニューマンとスティーブマックイーンの

共演が際立つ、どちらの役柄も人間味に溢れ、勇敢で、男らしい。

大作なのだから、もう少し深い教訓が感じられればもっとよかった。

消防隊の隊長(スティーブマックイーン)は最後殉職した方が、映画的にはよかったかも。

それにしても、人の命を救うために、自らの犠牲も厭わない、その精神に感謝。

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藤崎敬太

4.0猫が助かって良かった

2021年9月24日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

超有名作品なのに、今までちゃんと見たことなかった。40年以上前の映画だけど、全然古びてない。消火や救助方法などは、だいぶ進化してると思うけど。

ビルに閉じ込められた人達が、比較的、パニックになってないとは感じたが、全くないわけはなく。助かりたいと強く願う程に、状況を悪くさせる、残念な人々よ。ヘリ1機に、乗員2名、プラス、エレベーターから落下した婦人1名、こちらは完全に巻き込まれて、大変お気の毒でした。娘婿は自業自得だけどね。

猫ちゃんが見逃されることなく、きちんと救助されて良かった。新しい飼い主さんと、仲良く暮らして欲しい。

BSプレミアムにて。

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ぷにゃぷにゃ

3.5摩天楼炎上

2021年9月24日
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その昔、ゴールデンでよく流れていたが、秘書が飛び降りるシーンかな、トラウマ的に記憶している。通してちゃんと見たのは初めてかもしれぬ。
技術的な点な説明は無理も感じるし、火災描写にはゆるさも感じるところ。しかし、実際セットを組んで燃やしているのだろうところの迫力や画力は色褪せない。
現代から見ていて興味深いのは男女描写。色恋多くて男の自己犠牲ぶりが充満。悪役を一人被った婿君ですら女性の退避を見届けるまでは醜態を晒さない。
蜘蛛の糸のような婿の末路にしても詐欺師にしても、サイドストーリーにドラマ性や教示的な話が織り込まれている。なぜミュラー女史は命を落とし猫が残されたのか。どうも、あとに引く。舞台である摩天楼が欲に塗れて炎上というのも宗教感が漂う。
映画全体の長さはこれらキャラの多さによるところが大きいが、無駄に長いとは言えない。てんこ盛りが過ぎて、何を食べたのか分からぬようにはなってしまうが。

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Kj

5.0ハリウッドパニック映画

2021年6月3日
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ポールニューマン、スティーブマックイーン、フェイダナウィ、ロバートワグナー他豪華キャスト。

高層階の火事を描いた作品は今見ても遜色なし、マックイーンが兎に角カッコいい。

これでもかって言う苦難が人々に襲いかかる。ハリウッド恐るべしお見事な作品。

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ken

5.0柔剛、甲乙付け難し

2021年3月28日
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鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

萌える

あぁ、もう、子供の頃から何度観た事でしょうか。
本当に好きなものの前には言葉は無力です。
両雄並び立つのが好きなのです。
硬軟、剛柔、それぞれに良さと魅力があります。
メルセデスもフェラーリもどちらも好きなのです。
敢えてどちらか一方を選べと言われればスティーブ・マックィーンですが、世の中、左右白黒付けるよりも「同じ階層の住人」である事の方が肝要ではないでしょうか。大切なのはx軸、y軸よりもz軸だと思いますね。

はい、キャストの話ばかりしてしまいましたが、ストーリーもパニック映画の原点&頂点の座を未だ譲らずだと思いますね。
「コストを削るなら階層を削れ」とポール演じるダグは言い放ちます。
対してマックィーンasオハラハンも「設計屋は高さを競い合う」とも・・・。
日本でも一時期、過去の手抜き工事が集中的に話題になった事がありますが、吾妻ひでお氏の「失踪日記」を読めば、それがいかに日常的な事であったのかわかりますよ。
ですから、高さを競い合うのは本当に愚かな話だと思います。バベルの塔ですね。タワーマンションなど、怖くて購入出来ないです。1泊2泊程度ならばともかくね。
この50年経っても色褪せないリアリティ、本当に見事です。
本作に影響を受けたり、オマージュとして活用したりした作品も山のようにありますね。トラブルを火災以外に差し替えての上手なパニックストーリー作品が多々ありました。
(子供向け漫画では、手塚治虫先生や魔夜峰央先生作品にも見られたなぁ)

あぁ、あまりに好き過ぎると論理的レビューが出来なくなるケースもあるものですね。
一時期、レンタルビデオ屋にもVODにもまったく無く、よもや二度と観られないのか!?と不安になった事もありましたが、現在はそのような心配も通り過ぎたようです。

長広舌になりました。
未視聴の方はなるべく観てね。
最も言いたいことはそれだけです。

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pipi

4.0火の怖さを疑似体験出来る、名作。

2021年3月21日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

興奮

1975年の映画とは思えないクオリティ。火災のリアリティ、人的事故の典型。パニック映画好きは観ておくべき作品。

正常性バイアス含めて、人間の描写が秀逸。パニックに陥った時の人間の理性無き行動。『大丈夫だろう』『規定通り』など、よくある仕事の手抜きから始まる負の連鎖。

対照的に理性を持って行動出来る主役の2人、スティーブ・マックィーンとポール・ニューマン。この超高層ビルでの火災というパニックの中で、冷静に、素早く、的確に判断しとにかく格好良い。

判断を躊躇したり、間違えると死が待っている。容赦無い描写もあるが、災害は人を選ばない。

CGの無い時代にこれだけリアルを追求したのは、とてつもない挑戦だったと思う。そして、見事に語り継がれる名作に。3時間という長さも短く感じられる。必見。

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アル

3.52時間45分でも長く感じないパニック映画の大作

2021年3月11日
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鑑賞方法:DVD/BD

怖い

興奮

知的

『バックドラフト』を観たことがきっかけで消防士になった高校時代の同級生が薦めてくれた70年代のパニック映画最高傑作
そのジャンルなら個人的には『ポセイドンアドベンチャー』の方が好きだが

ポール・ニューマン&スティーブ・マックイーン2大スーパースターがダブル主演
ポールは火災を起こした高層ビルの設計者
スティーブは消防隊の隊長

ケチって設計通りの配電をしなかったことが原因でショートし出火
おまけにスプリンクラーは作動せず高層ビルは大火災
火事と知りながらパーティーを続けようとする社長もずいぶん呑気なものである

このころのハリウッドは今と違い白人中心の映画だ
黒人やアジア系はエキストラや誰でもいい端役がほとんど
そのなかで警備員の役で目立っていたのはOJシンプソンだが懐かしい
人気プロスポーツの元スター選手だからとはいえなんでハリウッドデビューできたんだろ

70年代の作品
もちろんCGなんてものはない
火達磨になっている人はスタントマンだろうか
CGにケチをつけるわけではないが本物の迫力は凄い
昔のハリウッドの人たちは今よりも頭をフル回転に使って面白い映画を作っていたように思えてならない
今はポリコレ棒に配慮して配役に気を使うことを最優先にしているんじゃないかと感じてしまう

救助に来たのに屋上に着陸失敗して爆発炎上したヘリコプターあたりでいよいよかなりやばいなと危機感を感じる
爆発によって展望エレベーターが破壊され止まってしまう一連のシーンもなかなかの迫力で背筋が凍る

給水タンクを爆破してビル火災を消火するなんてアメリカらしい豪快な解決策

進学もしなきゃ就活もしないドラ息子でもこの映画を観ればきっと目指すべき道が見つかるかもしれない

おじいちゃんおばあちゃんもデートでこの映画を観たあとホテルで燃えただろうな

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野川新栄