ダラス

劇場公開日:

解説

W・B日本支社再開の第1回公開作品。「曉の討伐隊」などのゲイリイ・クーパーと「チャンピオン」や「見知らぬ乗客」などのルース・ローマンが主演した1950年製作のテクニカラー西部劇で、製作は「死の谷」のアンソニー・ヴェイラー、監督には「タルサ」のスチュアート・ハイスラーが当る。ウィル・F・ジェンキンスの小説より「船乗りシンバッドの冒険」のジョン・トゥイストが脚色し、撮影は「テレヴィジョンの王様」のアーネスト・ホーラー、音楽はマックス・スタイナーの担当。助演者は新進スティーヴ・コクラン、レイモンド・マッシー(「摩天楼」)、バーバラ・ペイトン(勇者のみ・未輸入)、リーフ・エリクソン(風変りな恋、モント・ブルー(無法者の群)、ウィル・ライト(「アダム氏とマダム」)、アントニオ・モレノら。

1950年製作/94分/アメリカ
原題または英題:Dallas
配給:ワーナー・ブラザース日本支社
劇場公開日:1951年12月27日

ストーリー

南北戦争後、未だ無法者の横行するテキサス。ボストンの旧家の息子マーティン(リーフ・エリクソン)は、スペイン人の牧場主の娘である婚約者のトニア(ルース・ローマン)に再会出来る喜びを胸に、新保安官としてダラスの町に赴任して来た。到着草々とんだ機縁から南軍のゲリラ隊の隊長だったお尋ねものブライド・ホリスター(ゲーリー・クーパー)と知り合い、彼を保安官に仕立てねばならぬ仕儀となった。というのはホリスターはお尋ねものとはいえ、実は町の山師マーロウ兄弟にわが家を破壊され、当局に抗議したが南部人への偏見からかえって迫害視され、意を決して独力で悪に対抗せんとしていたのであった。マーティンは法を守る立場にあるもののホリスターに好意を寄せざるを得ず、2人でトニアの家に行ったが、トニアは初めて会うホリスターに強く魅せられてしまった。ホリスターの出現に色をなしたウィル(レイモンド・マッシー)やブライアント(スティーヴ・コクラン)のマーロウ兄弟と彼との間には緊張した対立が続き、ホリスターが彼らの銃弾に負傷する事件も起きたが、1夜、ホリスターは遂にブライアントを射殺した。しかしウィルの密告で彼は牢に投ぜられてしまい、その隙にウィルはトニアの父に数万弗を強要した。彼らが金を奪おうとする時、牢を脱したホリスターが駈けつけ、ウィルと彼は決闘に及ぶが、弾つきたウィルは遂にホリスターによって保安官に引き渡され悪は一掃された。マーティンは当局に申請して到着したホリスター赦免の書類を彼に渡すとともに、今はすっかりホリスターを愛しているトニアをもあきらめて新しい鉄道建設のため去って行くのだった。

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