卵の番人

劇場公開日:

解説

二人の老人の緩慢なる日常を淡々と描いたファンタジー。監督・脚本は『拍手』(日本未公開)などのベント・ハーメルで、彼の長編デビュー作。出演は実際に大戦中共同生活していたというノルウェーの名優スヴェレ・ハンセンとヒュル・ストルモーンほか。

1995年製作/86分/ノルウェー
原題:Eggs
配給:ユーロスペース
劇場公開日:1996年8月10日

ストーリー

ノルウェー。雪深い森の一軒家。モー(スヴェレ・ハンセン)とファー(ヒュルストルモーン)の老人の兄弟が、毎日を完璧なルーティーンの中で暮らしていた。が、そんな緩慢だが、平穏な生活も、ファーがスウェーデン旅行中に作った実の息子コンラード(レイフ・アンドレ)の登場で徐々に壊れていく。ファーは車椅子の身となった息子の世話をはじめなくてはならなかった。ファーとの日課がなくなり、暇ができたモーは、それまで禁じられていた行動を開始。秘蔵のお菓子を盗み食い、酒を飲む。ところが、コンラードの卵のコレクションを盗み見ていて、口にしていたパイプで敷ワラをこがしてしまい、モーは“掟破り”のカドで家を追い出されることに。翌朝早く。トラックに乗って家を出たモーは、なぜか晴れ晴れした気分を感じていた。

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