「訳わからん・・・」タクシードライバー プライアさんの映画レビュー(感想・評価)
訳わからん・・・
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タクシードライバーになったデニーロ。
別にどん底ってわけじゃないけど、人生が楽しくないようで、
常に孤独を感じ世の中に不満を持って生きてた。
ある日見かけた品のある女性を口説き、仲が良くなるが、
ふとしたことで怒らせてしまい音信不通になる。
次は悪い男に売春させられてる12歳の少女を救おうとする。
でも少女は決してその男を嫌ってはなく、失敗。
そしてついにデニーロは銃を購入し男を殺す。
隠れてた元締めみたいなヤツに撃たれるが、これも殺す。
で意識不明になり、突入して来た警察に捕まった。
2人も殺したら簡単に刑務所から出られないと思うが、
何故かラストシーンはまた運転手に戻ってた。
そして過去にフラれた女性を乗せる。
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うーん・・・よう分からんかったなあ。
人生に満足してへんから、何かを為したかったのだろう。
できれば他人を救って自己満足したかったんやと思う。
他人の役に立つことでしか自分に価値を感じない人はいる。
デニーロはそれだろう。とにかく自己肯定感が低い。
おれも基本的にはそのタイプの人間ではあるが、
だからこそ自分を満たすことに時間と労力を割いてる。
デニーロの自分を満たす行動は、方向性が誤ってると思う。
なーんて生真面目に善悪を語ってもしゃーないけどな。
映画にして面白いのは、いうまでもなくデニーロ型やから。
品のある女性や、その人が支持する政治家が頻繁に出るが、
一体何の意味があったんかよう分からんかったわ。
てか何で釈放されてんの?
なるほどPTSDで普通の感覚ではないってことですね。
自分がそれになったことがないから、
思うように生きられないのが今一つ分からない・・。
不安定になったり、思った通り行動できなかったり、
は経験があるので、それの度が強い版なんでしょうね。
何となく分かる程度なので、今一つ共感はできませんが。
デニーロの演技は本当に素晴らしいと思います。
デニーロは、ベトナム戦争の後遺症で不眠症とPTSDを患っています。
まずそこを理解する事が出発点ですね…。
デニーロが、政治家を暗殺しようとした理由は、別の映画でランボー2のラストの有名なセリフが分かりやすいです。
日本では、タクシードライバーのデニーロを「中二病のようだ」と例えてますが、半分あたってて半分間違いかな…。
貴方意見の中で最も象徴的なのは
>おれも基本的にはそのタイプの人間ではあるが、
>だからこそ自分を満たすことに時間と労力を割いてる。
>デニーロの自分を満たす行動は、方向性が誤ってると思う。
で、私も同じ意見ではありますが、
”世の中にはそれが出来ない人も沢山いる事”
をまず理解した方がいいと思います。
客観的に見ると問題を抱えてない「普通に見える人」は世の中に沢山いますが、でも、そういう普通に生きられない人をデニーロが迫真の演技で演じていて、わたしはこの映画が物凄く好きで忘れた頃に繰り返し視聴して、デニーロこと、トラビスに共感しています。
時代や、政治、戦争、ニューヨークの闇、生き辛さ、精神障害など、複雑な要因が重なり合ってこの映画・ドラマは成り立っています。
私の解釈としては、デニーロ(トラビス)は、特別な人になりたかったわけではなく、恐らく普通に恋愛をして普通の家庭を築くという普通の生活をしたかったのだと思います。
でも、彼の生まれた時代や性格が、それを許してくれず、人生に翻弄されもがき苦しみながらも懸命に生きてるからこそ、感動があります。
ラストで、ヒロインの女性をタクシーに乗せてバックミラーで彼女を見て微笑みながらも、視線を落とすデニーロの演技に、私は見る度に涙が出そうになります。
人並外れた、デニーロの演技への熱意は本当に素晴らしいです。