「わけのわからないことをしたい時もある」タクシードライバー a0064さんの映画レビュー(感想・評価)
わけのわからないことをしたい時もある
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ロバートデニーロが若かりし頃、まだ人をバッドで殴ったりする前の頃の話。
一方的にしか話を進められないところとか、理解力が足りなくて会話の中で適当に誤魔化すところとかが、自分と共通している気がしてドキッとした。
何か目立つことがしたいと、鏡の前で1人銃を構える練習をしているシーンは、アドリブの名シーンとして名高いそう。
結局、殺された人は気の毒なんじゃないかという気もするが、淡々と日々を過ごしていくタクシードライバーに代表される、社会の貧しく名もなき人々に焦点を当てた映画としては真を突いたものだと思う。
なんとも言いようのない虚しさが全体に漂っていて、じっと見入っていると、なんだか病気になりそうな雰囲気がある。
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