「価値観の評価」タクシードライバー everglazeさんの映画レビュー(感想・評価)
価値観の評価
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ベトナム戦争後、価値観が揺らいだ時代をよく表していると思います。タクシー同様、限られた範囲を行ったり来たりするような、思考の殻を破ろうと模索するTravis。彼の抱く極端な発想や閉塞感が犯罪の引き金となるのは、この時代に限ったことではないでしょう。
選挙もそうですが、多数決で善悪・正誤を決めていいのか。大勢の意見→世論が必ず正しいのか。Travisは、被害者の素性によってその行動を判断されています。彼自身をあらゆる角度から評価した訳ではありません。Travisに対する社会の受け止め方は、普遍的な問いを投げかけているようでした。
大きいことはしたけれど、ぐるぐる廻って辿り着いた所は同じなのか…バックミラー越しに睨んだ先には何があったのか。
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りかさんのコメント
2024年4月6日
everglazeさんを尊敬いたします。被害者の素性によって判断される行動、そのですね。
背景もよくご存知で。
私、本作意味わからずでした💦
またよろしくお願いいたします🤲