「面白い」タクシードライバー ツネさんの映画レビュー(感想・評価)
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・2025年7月20日 U-NEXTで二度目の視聴、9年ぶりだったことに驚いた。
・初見の曖昧な記憶はジョディフォスターが12歳で売春をさせられている現実がある感じにショックを受けたのと深夜にコーヒー飲んでて眠れなくなるよなとか、トラビスが売春宿に乗り込んで銃殺した印象だけが残っていた。改めて観てみて、序盤から町への嫌悪感が凄いのと前半で選挙事務所の女性に恋をしていたり、アイリスと割と早く出会っていたり、個人的に飯を食ってたり、カーテンレールを改造してたり、トラビスが生きていたりと記憶との相違が凄くて驚いた。
・改めて思ったのは日常で虚しさを感じている人間が自分以外にもいるんだなっていう安らぎに近いものを感じた。その中で何かをしたい、けれど何もない。そんな中で、前半の女性に対しての怨恨と思われれる大統領暗殺で鬱屈を解消したいという思いが遂げられず、汚い町を何とかしたいという思いに立ち戻ってかアイリスを助けることに切り替える早さを観ていて死を覚悟した人間の何かを変えたいというパワーに感嘆した。殺人が正しかったかどうかはわからないけれど。アイリスの家族は助かったみたいで良かったのかもしれない。ラスト、タクシードライバーに復帰したトラビスが輪に溶け込んでいるようで、そこまでの事をしないと人って変われないのかぁとも思った。
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