抱きしめたい

劇場公開日:

解説

ビートルズの出演するTVショウの入場券を手に入れようとする熱狂的ファンの女の子たちの行動を描く青春コメディ。製作総指揮・原案はスティーブン・スピルバーグ、製作はタマラ・アセイヴとアレックス・ローズ、監督は「ユーズド・カー」のロバート・ゼメキス、脚本はR・ゼメキスとボブ・ゲイル、撮影はドナルド・M・モーガン、美術はピーター・ジッミソン、編集はフランク・モリス、特殊視覚効果はアルバート・ウィトロック、装置はジョン・ドワイヤーが各々担当。出演はナンシー・アレン、スーザン・ケンダル・ニューマン、ウェンディ・ジョー・スパーバー、テレサ・サルダナ、ボビー・ディ・チッコ、マーク・マクルーア、エディ・ディーゼン、クリスチャン・ジャットナー、ウィル・ジョーダン、マレー・ザ・Kなど。

1978年製作/アメリカ
原題または英題:I Wanna Hold Your Hand
配給:ユニヴァーサル=ジョイパックフィルム
劇場公開日:1982年5月1日

ストーリー

1964年2月、あのビートルズが、エド・サリバン(ウィル・ジョーダン)・ショウに出演するため、アメリカにやって来たから、大変だ。ここニュージャージーの片田舎メイプルウッドでもおデブのロージー(ウェンディ・ジョー・スパーバー)をはじめ、駆け落ち準備中のパム(ナンシー・アレン)など、ビートルズ・ファンが多勢。彼らのスクープ写真をものにしようとするジャーナリスト志望のグレイス(テレサ・サルダナ)、ビートルズ断固反対派のジャニス(スーザン・ケンダル・ニューマン)もいる。で、結局、彼女たち4人組は葬儀屋の息子ラリー(マーク・マクルーア)のリムジンで一路、TVショウをやるニューヨークヘ。途中、これまたビートルズ嫌いの同級生トニー(ボビー・ディ・チッコ)もこの計画に加わり、ニューヨークに着いたものの、入場券を入手するのに一苦労。ラジオのプレゼント・クイズにチャレンジのロージー、ビートルズの宿泊ホテルの部屋にころがり込むパム、ラリーと共にTVショウ会場の守衛にワイロをつかませるため金を稼ぐグレイス、ピーターという券を持っている少年(クリスチャン・ジャットナー)を利用するジャニスとトニー。かくて彼女らのゲリラ作戦は展開され、七転八倒の末、皆、入場することが出来た。時に64年2月9日、日曜日--。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5ゼメキス監督の伝説的な長編デビュー作

2020年11月30日
PCから投稿

ロバート・ゼメキス監督の長編デビュー作。'64年に米国が体験したカルチャーショック「ビートルズ襲来」を、持ち前の熱量とバイタリティで爽やかなエンタテインメントとして昇華している。彼とボブ・ゲイルは「1941」の脚本家として起用された折にスピルバーグにこの企画を持ち込み、「いいね!」と気に入った彼自らが制作総指揮を買って出てくれたとか。面白いのは、ゼメキス作品の定番でもある「群集」や「車」をキーファクターとする構造が、この時点ですでに確立されていること。そして何より神がかり的なのは、最高潮に達するTV収録の場面だろう。ここではステージ上を直接は映さず、巧い具合にモニター越しに(当時の)TV映像をアナログで重ねて提示する。のちの「フォレスト・ガンプ」における歴史映像と実写とのデジタルな融合を知る我々にとってみれば「これぞ原点!」と言うべき画期的な試み。未見の方はぜひチェックしてほしい名場面だ。

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牛津厚信

3.5エド・サリバンショー

2022年2月22日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ビートルズが初めてアメリカにやってきて、エド・サリバンショーに出演する。 熱狂的ファンの女子は会いたくて仕方がないので、あの手この手でホテルに潜り込もうとする。 くっついてきた男子も面白く、よく出来たコメディに仕上がっている。

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いやよセブン

4.0純粋な貪欲さ

2020年1月4日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

萌える

女の子たちがビートルズに会うために奔走するストーリー。 シンデレラストーリーのような夢物語ではなく、貪欲に走り回るただのファンの話。 だからこそ、彼女たちの気持ちがよくわかる。 普段はおとなしい女性でも、憧れの人を目にすると変態のようになってしまう姿は共感できるからこそ、面白かった。 内容もコメディ調で面白かったが、おすすめはビートルズのメンバーをどのように映しているか。 夢女子目線でみるとどきどきする演出はとても良かった。

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ちゅーる

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