宝島(1950)のレビュー・感想・評価
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色褪せない普遍のテーマ
ヒット中の「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉」。同じでディズニーによる初の長編劇映画がこの「宝島」だ。(1950年製作) 「生命の泉」との共通点は、一枚の地図による宝の争奪戦と、悪の親玉が実在した海賊“黒ひげ”をモチーフにしたこと。 逆に何が違うかというと、主人公が大人ではなく少年で、欲深い大人の間で大事なものを見つけ、心優しい行動をとっていく冒険を描いたところにある。 いまの子供たちが、この2本を観たとしたら「宝島」のほうに共感するのではないか? そんな気がする。きっと同じ年頃の冒険にワクワクドキドキするに違いない。もう何年もそういう青少年向きの映画がない。子供の時こそ見せたい映画があり、「正しいと思ったことをやり遂げる勇気を持つ大切さ」は普遍的なテーマだから、古くてもいい映画は是非、見せてあげて欲しい。 大人になった、それもだいぶひねくれたオッサンになった今、DVDで観なおしても、色彩も美しく、よくできた特殊効果に感心させられる。
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