太陽がいっぱいのレビュー・感想・評価
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切れ味鋭し。
冒頭の「サインを真似するのがうまいんだ」等、あの時の!という話が話のアクセントになってます。
「トムをボートに押し込めて、船で引かせる”島流しごっこ」なんて、彼女のマルジュ曰く「冗談には度が過ぎる!」。
そんなやんちゃなフィリップ。お金も彼女も持っている。フィリップをアメリカに連れて帰ればトムは貰える5,000ドル。なのにいつまでも遊んでばかり。ムッカー。
マルジュが喧嘩して船を降りたのをいいことに、犯行に及ぶトム。ここで尺は1/3。さあどう話を進めていくのだろう?と頭の中が疑問符でした。
フィリップになりすますトム。え、変装でもするのかと思いきや。
銀行やホテルが本人と確認するのは、「パスポート」。
なるほどねえ。それがまた巧みに偽造するのが頭いいんだわ。
そこから銀行口座の預金を引き出したり、うまくいくと思いきや。
フィリップの友人で、トムも知人の男がホテルにやって来たり。
警察もやってくる。事件が事件をよんで、それを交わしていくトムの行動が、もう見ててハラハラ。一難去って、また一難。
警察は笑顔でトムにこういいます。
「なんだかおかしい。僕は鼻が利くんです」と。
なんだこのまま終わるんかいな、と思ったとたん。
「ぎえーーー」。両腕鳥肌立ちまくりのFin。
これが私が生まれる前の名作「太陽がいっぱい」だったのかー(リメイクも観てない)。
当時25歳頃のアラン・ドロン。時折見せる鋭い目が印象的でした。
クズ2人の愚行から始まる。1人は金持ち、1人は貧乏。とうとう蛮行に...
クズ2人の愚行から始まる。1人は金持ち、1人は貧乏。とうとう蛮行に走る貧乏クズ。
さあこの蛮行は露見するのか?ドキドキしながら見る事となります。面白い。
見ている途中で衝撃の結末を思い出してしまった。それでもやっぱり面白い。さすがは名作。
アランドロン、たしかにイケメンではあったけど、色男の代名詞扱いされ...
アランドロン、たしかにイケメンではあったけど、色男の代名詞扱いされるほどかしら、とおもった 画質のせい??
終盤、彼女を誘惑するシーンも今ひとつ美しさにかけてたような気がするなあ。
彼女が嫉妬しているのは、フィリップとトムの仲を疑っていたからなのか?
ストーリーはおもしろかった
最後のシーンもいままでとは裏腹なB級感が衝撃的でよかった
パスポートの偽装、当時はこんなやり方でだませるのだなあという感じ
人を二人も殺して彼女に嘘をつきまくっているにもかかわらず、トムを嫌いになれないどころか、若者の反逆物語のように見えたのは、アランドロン効果なのか、監督のブルジョワに対する反感からくるものなのだろうか。
ラストの曲も切なかった
美しさと暗喩
アランドロンの美しさ、景色の美しさに溢れた画面に、暗喩表現の様な伏線(ロープのシーンなど)。
中だるみが一切ない展開にラストの「fin」までまばたきをするのがもったいなかった。
男2人に女1人がメインキャラクターのストーリーだと女を取り合う話かと思われるが、男1人を男女で取り合う話だった。
美しすぎる
自分が生まれる前の映画ですが、超有名なので、一度見ておくべきと思って行きました。あの有名な曲に男前の代名詞だったアランドロン。てっきり恋愛物だと思っていましたが、違いました。アランドロンはうっとりするほど美しく、それだけで見に行った甲斐がありました。どれだけの女性が、この胸に抱かれたいと思っただろう、、、ストーリーと関係ないことにまで思いをはせました。
映像やカットの古さは否めないのですが、名曲にのせて、ナポリの温かな風や潮の香りまでもを体感するようでした。CG世代の方には物足りないないのかも知れませんが、作られた押し付け感ではなく、自らが感じとる感覚を楽しむのが古い映画の鑑賞のしかただなと思いました。アランドロンは貧乏な青年役でしたが、美しすぎて貧乏に見えないんですよね、、そこがちょっと。ラストシーンは思いがけない結末です。とても怖い映画でした。
女性は皆、アランドロンの虜になります。青い瞳が忘れられなくなりますよ。
面白かったです
午前10時の映画館に初めて行きました。まず満席でびっくりしました。この映画が人気あるのかな?アランドロン世代のおじいちゃんやおばあちゃんでいっぱいでした。
最初は退屈だなぁ…なんて思っていたのですが物語が進むにつれて集中して鑑賞することが出来ました。アランドロンかっこよかった
かっこ良き
ローマ、パリ、イタリア…そして海、街、ホテル。全てが美しくかっこいい。もちろんアランドロンも。
彼のしわしわなシャツとかシンプルなんだけどオシャレ。柄のジャケットと合わせる感じも堪らない。
この映画、それだけじゃなく、ストーリーも秀逸。何が起こるか最後まで、本当に最後までわからないんです。
とても面白かった
アラン・ドロンが余りにも非現実的なカッコ良さでズルい。ヨット上の場面が思っていたより長くて、躍動感あるシーンでとても良かった。昔、原作を読んでいたので大丈夫だったが、ドロンに見惚れていると、人物関係や背景事情のディテールを掴みづらいかも。人間心理の面白さがスリリングなストーリーと完全に噛み合った形でできている映画だと思う。キャパ150位の劇場はシニア層で満席だった。
改めて感嘆
古びたイタリアの景色を背景に、アランドロンの着こなしや一つひとつの仕草や表情が何とも絵になる。それを観るだけでも楽しい。また、最後の終り方は未だに新鮮さを失わない。
それにしてもトムはフィリップに何を求めていたんだろう。マルジュと三人でいるヨットの上でのアンバランスさは面白い。
ギラギラした表情をするトムと、終盤でトムがマルジュを口説き落とす段でマルジュにギターを弾かせるシーンは何とも言えず艶かしい。
洒落ている
アラン・ドロン演じるトムは
フィリップの人生全てを欲していたんだろうなあ...。
冒頭の悪戯をするも、好青年のトムがフィリップ殺害後嵐の中
彼の遺体を流し、フィリップへ近づくにつれて欲望の塊へと変貌している。
それに美しい風景、波に漂うかの音楽。
この2つが異様にマッチしていて気だるさをも感じさせる。
最後のヨットのシーンには衝撃でした。
ここまで上手くいっていても
最後はフィリップが手放さなかったヨットと共に現れ、
浜辺でくつろぎ電話と称され何も知らず笑顔で向かうトムに風景でのEND。
非常に洒落ている。
青い目が忘れられない
アランドロンあってのこの映画。
完全犯罪及び彼女を手に入れ、幸せすぎるアランドロンがいうThe sun's bit too ho。太陽がいっぱいくらいに幸せ。そのあとのよきもしないラストのワンシーン。そして胸をえぐられるような名曲のテーマソング。
アランドロンの青い目が忘れられません。
アランドロンがやばい
太陽がいっぱいって全く知らないけど、何か聞いたことある題名だな。
よし、見よう!となって、見終わった後にはアランドロンの虜になっていました。
こんなにかっこいい人が世の中にいるのかと…
まぁそれはさておき、流石はフランス映画です。
面白すぎるし音楽がかなり象徴的であった。
一回しか見てないので、また何度も何度も見てアランドロンのかっこよさに酔いしれようと思いますが、
「太陽は全て見ているんだよ、知っているんだよ」
って事を肝に銘じておきます。
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