「パトリシア・ハイスミス」太陽がいっぱい ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
パトリシア・ハイスミス
20数年前にリバイバル上映で鑑賞し、地中海とアラン・ドロンの美しさが印象的に残っていました。後に地中海に旅行で訪れた際にヨットがたくさんあって、映画で観ていた通りだと感動したのです。そして、お正月に帰省した際に改めて父と一緒に再鑑賞。
本作の魅力はやはり、地中海とアラン・ドロン、ニナ・ロータの音楽につきますね。ストーリーも分かりやすいですし。
ところが、本作の原作がパトリシア・ハイスミスであれば話は変わってきます。
町山さんによると、本作がゲイ作品だと一番初めに解説したのが淀川先生だったとのこと。だから、本作は所々に同性愛の隠喩があると。
パトリシア・ハイスミス原作『キャロル』は直喩なので分かりやすいですが、本作の隠喩は全然分かりませんでしたね。同性愛について、現代は直接的な表現が出来る社会にはなりましたが、当時は絶対に不可能だったと思います。
そんな風に本作を鑑賞すると、トムの大胆な行動の裏にはフィリップに対する大きな性衝動があったのではないかと、思いました。
こんばんは。私も町山さんの解説は聞いたのですが、本作がゲイを描いた作品かどうか知らなくても、貧しい若者がひと時の富と人生を謳歌して最後破滅へと向かうその切なさ、当時鑑賞した時のインパクトは変わらないですね。本当に名作です。
パトリシア・ハイスミスさんでしたかー!
そりゃあ、それを知って再鑑賞すればすっかり作品の空気が変わりますね。
それに引き換え僕の単細胞なレビューの非道いこと(笑)
でもそんなことより、「お父さんと映画館へ」というお正月のエピソードが、僕はとっても羨ましく、心に残りました。
真似します😉👌
ミカさん、こんばんは。昔のtalismanのレビューは残ってます。でもそれは今の私からは自分のものとしてアクセスできません。それをログアウトすればいいのかも知れませんが今の私のも同時にログアウトされたら面倒なのでそのままにしてあります。すみません
「太陽がいっぱい」「テオレマ」(パゾリーニ)と同じ似たような方向性の映画「Saltburn」で年末年始だかに見ました。ブルジョア、貴族家族に貧しい或いは普通の人間が入り込む話で、やはり同性愛の香りが濃厚です。Netflixで見ることできます。よかったら!
ミカさん、こんにちは。ログアウトしてログインしたらパスワード忘れたこともあって変な風になってしまいました。ログアウト以前の自分のデータには削除含めて編集できません。でも同一人物で昔の名前で出ています。今年もよろしくお願いいたします!