劇場公開日 1954年10月5日

「3D映画の最初の傑作‼️」ダイヤルMを廻せ! 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)

5.03D映画の最初の傑作‼️

2023年7月21日
スマートフォンから投稿

笑える

怖い

興奮

1950年代に最初の3D映画ブームが起こり、映画として質が伴っていたのはこの作品ではないでしょうか⁉️美しい資産家グレース・ケリーの生活能力に乏しい夫は、妻の心がテレビドラマ作家に傾き、離婚されれば路頭に迷うため、妻殺しを大学時代の友人に頼む。妻は逆に男を殺して正当防衛が立証されずに死刑の判決を受けてしまう・・・ヒッチコック監督が凄まじいサスペンス演出力を発揮した50年代のフィルモグラフィーの中でも、傑作の一本‼️私はこの作品を3Dで観た事は無いのですが、電話をかけるグレース・ケリーの背後から忍び寄った男がネクタイで首を絞め、もがく妻の手のハサミが男の背中に突き刺さるドアップの映像なんか、3Dの映像で観たら凄い迫力だったのではないでしょうか‼️それと"ダイヤルM" が廻されるシーンでのカタカタとレバーが下りていくのも3Dで観たら面白かったかも‼️殺人計画がひょんなことで頓挫しても、それにめげず、その失敗を利用してさらにグレース・ケリーを追いつめていくレイ・ミランドの夫の悪知恵ぶりがホントしたたか‼️そして死刑判決を受け、取り調べを受けるグレース・ケリーのほぼすっぴんの表情の美しさといったら・・・‼️そして犯罪現場の部屋や廊下、階段、そして"鍵" を巧みに使って推理し、事件を解決するハバード警視がキャラ的に実に面白い‼️観ている我々も推理意欲をかき立てられます‼️多分ジョン・ウィリアムスがダンディーに体現したこのハバード警視が後の刑事コロンボや古畑任三郎の元ネタになっているのは何十年も前から言われてる事で間違いないです‼️それだけに限らずヒッチコック監督によるハバード警視の推理描写、事件解決描写が現代に至るまでの刑事モノ、探偵モノ、ミステリーモノの礎のような気がしてなりません‼️

活動写真愛好家
LaLaさんのコメント
2023年7月21日

こんにちは(^^)/
毎日、暑いですね。
ご自愛くださいね。

さて、ヒッチコック作品
部屋の中での
ドキドキ感いっぱいの作品
グレース・ケリーの美しさです。
背後から・・同感です。ゾクゾクしましたもの
夫役のレイ・ミランドの あの嫌な表情もですよね。

>ハバード警視が後の刑事コロンボや
古畑任三郎の元ネタ・・
きっと、そうだと思いました(^^)/

リメイク版も観ましたが
比較になりません。

LaLa