大脱走のレビュー・感想・評価
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勝手な想像とは違っていた!!
あの明るいテーマ曲と爽やかバイク乗りのスティーヴのイメージで、勝手に大脱走成功するのね〜と思っていたら…え…そういう話だったのか!しかも実話だったのね!!
ちょっと収容所の緩さとか、何回も脱獄してるのにそんなに厳しくなかったりと…なんか〜穏やかだけど
そこ射殺するのか!!?
ま、スティーヴとチャールズがかっこいいから娯楽的にはOKでーす!
今まで観たチャールズブロンソンの中で一番若くてかっこいいー!こりゃまたたまんねっす♡ん〜マンダム!
タイトルなし
午前10時の映画祭にて
軽快なテーマ曲にユーモア溢れる面々
明るい雰囲気で大脱走成功の話かと思ったら、そうではなく勇猛果敢に挑む不屈の精神の男達を描く映画だった
捕虜収容所内でいろいろプロフェッショナルが揃っていて分業、組織化する様はお見事 馬鈴薯焼酎製造と皆に振る舞ってるのも楽しそう
失敗しても独房行きで独にしては手緩いのは空軍管轄だからなんですね ナチスとは別、この辺に独軍にも陰りが見え始め
戦線を撹乱するのがゴールと言っていたので最初からなんとなく先が見えていたような気がする(カベンディッシュがドジ) それでも勇敢に挑んだ面々 ナチスの車外に出ろとは概ねそういう意味...
ロジャー役のリチャード・アッテンボロー、遠い夜明けの監督だった!
2もあるみたいなのでその後が気になった
今観るとさすがに、、、
当時だと、空前のスケールで、オールスターキャスト、映画史に残る映画、だとは思います。だけど、さすがに今、他の映画も見たり知ったりした状態で観ると、そんなに手放しでの賛辞は無理かな。
午前十時の映画祭で観ました。
当時、最も厳しい収容所みたいに映画紹介に書いてあったように思いますが、脱獄歴の多い捕虜を集めた割には管理がグスグス。
一つ目の抜け穴が見つかっても、犯人探しをしないから、次の穴が簡単に作れて、76人脱走、50人射殺ってことになるんです。
抜け穴見つけた時に、捕虜10人見せしめに射殺したら、40人助かったのに、、、、
なんて思っちゃいけないんでしょうね。史実に基づくそうですから。
状況は違うんでしょうけど、ラーゲリとかと比べると、ずいぶんと、捕虜に甘かったんだなと。本当に史実に基づくのかな?
約60年前の映画だからか、のんびり感もたっぷり。
この映画は虐殺の事実以外はフィクション。また、一つの話では無い。
事実に基づくとあるが、本当なのだろうか?
バーゼルとレーベンシュタインの中間点。確かにスイス国境だが『ノイシュヴァンシュタイン城』はスイス国境ではない。また、川はライン川なのだろうが、ドイツの大都市を通過するので、ライン下りは無理だ。ローヌ川、セーヌ川、ラベ川(源流はチェコ?)ウェザー川全て考えられない。だから、ライン川なのだが、ボン、ケルン、ジュセルドルフ、そして、ロッテルダムをどうやって通過したのだろうか?ましてや、一日二日で行ける距離ではない。また、収容所はフランス国境からは程遠く、リヒテンシュタイン公国よりも東だと推測できる。つまり、スイスを通らずにフランスへ行く事は不可能で、スイスへ逃げる方法しか考えられない。だから、純粋なフランス国籍の人間がこの辺をうろつくはずはない。また、スイスにもフランス語を喋る地域はあるので、スイス国籍を装うと考えられるが。もっとも、スイス国籍の市民が容易にドイツへ入国出来たかは不明だが。また、スペインへ越境すると言っているが、スペインは親ナチスドイツのフランコ政権。同時にレジスタンス活動をしている南フランスは、ヴィジン政権でやはり親ナチスドイツ政権。脱出を目指す様な場所ではない。まぁ、それは兎も角、
そもそも、トンネルを本当に掘ったのだろうか?
脱出があったとしても、大脱走となれば、一番手っ取り早い方法は、内部の協力者を募る事だと思う。それが一番リスクが無く、成功確率も高いと誰でも分かるはずだ。
この映画は、虐殺の事実以外はフィクションであると断言できる。戦争活劇として鑑賞すべきだ。
追記 ノイシュタット (Neustadt)と言う駅から汽車に乗る様だが『新しい町』と訳せるだけで、どこの町が限定されない。まぁ、戦争論的に考えると捕虜収容所は捕虜の故国よりも遠くて、脱走して自国民に危害を加えない様な場所に作ると思う。つまり『現在のポーランド領』
因みに、エルマー・バーンスタインはレナード・バーンスタインの親族では無い。
仲間・絆・団結
仲間・絆・団結
学園モノではないのに、そんな言葉がぴったりな映画だと思いました。
彼らのそれぞれのゴールには自由とか家族とか故郷とかがあるのだろうけれど、ここでは誰もが先ずはチームワークを大切にしている。調達係、偽造係、衣装係、穴掘り係…。頼もしいリーダーの元、一人ひとりが己の任務を全うしている。その完璧な仕事ぶり!
時にじゃれ合い、時に励まし合いながら脱獄というひとつの目的に向かって皆が協力し合う。命がけの状況の中、弱い立場の者には手を差し伸べ寄り添う姿にも心を打たれます。
同じ脱獄モノの『ショーシャンクの空に』では脱獄のその先を目的としているのに対し、本作では脱獄そのものが目的となっている、という解釈が合っているかはわかりませんが、ここに出てくる彼らは脱獄という行為を楽しんでいるわけではないけど、イキイキとしているように見えました。映画の中でも言っていたように、自由を得る事ではなく、敵の後方をかく乱させる事が目的なので、彼らは十分任務遂行してました。
軽快な音楽と明るい雰囲気で、ラストはみんなで自由の身になるものだと思っていました。脱獄後のそれぞれの展開が辛くショックでしたが、男たちの不屈の精神に力がみなぎってくるような爽快感がありました。
「何があってもへこたれない不屈の男たちのドラマ」
軽快なテーマソングとスティーブ・マックイーンがオートバイで疾走する場面が印象にあるので、てっきり脱走に成功するものだと思っていたら違ってた。
よく実話をもとに映画化した、というと、登場人物たちが話したこともすべて実際交わされた会話と勘違いする人がいるようだが、実際には映画用に創作、脚色されているわけで、とくに後半脱走後捕まった捕虜たちは全員射殺されたわけだから移送中のロジャーたちの会話は当然創作だろう。ほかのレビューでそれを「のんき」などと言ってる人は、この映画のすべてがほんとうのことだと思っているのだろうか?
また、当時のこの大脱走が作戦に意義があったかどうか? 例えば江戸時代や幕末の物語に「人の命」が軽い、などといっても当時の考え方は今とは違う。それを現代の今の基準に合わせることに無理がある。製作・監督のジョン・スタージェスが好んで描いたテーマ「何があってもへこたれない不屈の男たちのドラマ」がこの映画の主題。戦争の悲惨も描きながらこの映画のテーマソングが軽快なメロディとなっているのはそのためだと思う。
全員脱出するものと思って見てたら全員じゃなかったし、その後がうまく...
全員脱出するものと思って見てたら全員じゃなかったし、その後がうまく行くのもわずか数人で、予想外だった。昔の映画って過剰な演出がなくて淡々と進むから好きです。
印象深いシーンが沢山
・初見はジョジョアゴーゴーで知った時に観たので高校生だから、もう18年くらい前。その後、2回くらい観た気がする。とはいえ18年も前なのにその時に観た記憶が残ってて全般、懐かしいなって印象だった。
・その時に印象深かったのが、ベッドに飛び込んだヒゲの男が棚板抜いた後落ちたとこ、土をズボンの裾から捨てる際に靴に大量に入ってやだろうなってとこ、マックイーンの壁当て、英語の罠、偽造屋の目が急に悪くなりピンを拾うとこ、バイクで塀を飛び越えるのがノースタントで有名らしいけど、大袈裟な演出もなく毎度ぼんやりと観てしまう。名シーンが沢山あって素晴らしい映画だなと改めて思った。
・ストーリーも結末もほぼ記憶したままの映画だったけど細かいとこは忘れてた。トンネルの出口が6mも手前っていうのとマックイーンが相棒が錯乱して銃殺されたのを機に考えを改めるとこ、脱走の猛者が集められてた事など盛り上がる要素がスッポリ抜けてた。
・ワンスアポンアタイムインザウエストからチャールズブロンソンを把握したので、あ!チャールズブロンソンだ!っていうのが新たな印象。無骨なイメージが強かったので物凄い繊細なトンネル王で驚いた。
・ショーシャンクの空にを観た時にも思った事だけど、調達屋ってどうやって調達しているんだろう。
・ワンスアポンアタイムインザハリウッドでディカプリオによるパロディシーン?のとこでマックイーンが下を鳴らして指を差さなかったので原作にはない演出だったんだ、と思った。
・衣類や道具をどうやって用意したり作ったかのシーンが細かくて良かった。
これぞスリル…史上空前の脱走劇!
DVDで2回目の鑑賞(吹替)。
全編スリルの塊。ハラハラ・ドキドキが止まらない!
これが実話なんだから恐れ入る。
捕虜収容所から250人の捕虜が脱走すると云う途方も無い計画。監視の目を逃れながら穴を掘り、軍服を改造して変装衣装をつくるなど、入念な準備を進めていきました。
決行の時、土壇場でスリル爆発なミスが発覚するも、この機を逃すまいと脱出する面々。逃れた者もその後の道程が前途多難。さらにスリルが炸裂し、気の休まる暇無し。
脱走は成功かと思いきや、捕まったり殺される人が大半で衝撃的でした。収容所に戻されても、再び脱走の機会を窺うラストが印象的。不屈の心で挑む男たちの物語に痺れました。
[余談]
豪華なキャストがアツいけれど、女っ気が無いのは仕方が無い。スティーブ・マックィーンがカッコ良くて痺れました。モトクロスの経験が生かされたバイク・テクニックに拍手喝采。
[以降の鑑賞記録]
2023/05/16:DVD(吹替)
2023/10/24:Blu-ray(4Kレストア版,吹替【ゴールデン洋画劇場】)
※修正(2023/10/24)
Was it worth it? I don't think so... ハリウッド的脱走活劇
映画ファンを名乗るなら昔の名作と呼ばれる作品も観なければという義務感?で観た「大脱走」。だいたい昔の映画は好みに合わない事が多いのですが、本作は面白かったです。これが実際にあった話っていうんだからスゴいよなぁ。
女性が殆ど出てこない濃い映画なのですが、男同士の友情が熱いです。正直昔の俳優さんは誰が誰だかって感じなのですが、今と比べると皆さん顔つきが濃いですよね。その濃さが作品に厚みを与えてるのではないでしょうか?
捕虜収容所だけあって普通に考えれば過酷な環境なハズなのに芋焼酎作ったり、独立記念日祝ったりしてて何だか楽しそう。ここ脱走しなきゃいけないの?って思っちゃったり。でも脱走は義務だっていってましたしね。脱走した後はヒルツがバイクを奪って逃走したりで、とってもハリウッド的です。全編英語なので分かりにくいですが、実際に脱走の時にはアメリカ人の捕虜はいなかったらしいです。
トンネル名人のダニーがトロッコに乗ってトンネルを進む姿がカッコいいです。でも話の途中で突然豆腐メンタルになってビックリ!何があった?アイブスも自分から独房に入った割に出てきたら豆腐メンタルになってたし。意外と脚本粗いです。
本作の公開が1963年なので当時ってまだ実際に第二次世界大戦を経験した方が生きてた時代ですよね。そんな頃に観ていたら印象も全く違ったんだろうなっと思います。やっぱり映画って時代を映す鏡だな。
で、映画自体トンネル作ってるシーンも脱走劇も楽しめたのですが、実はそれよりも興味深かったのが、blu-rayの特典映像に入ってたドキュメンタリーです。実際に脱走した方へのインタビューとかあって、現実にあった物語なんだって事を改めて感じました。結果としては50人が殺された訳で、生き残った人も友人が殺されてたりで、生き延びてホッとした反面「あいつは死んで俺は何故生きているのだろう?」っという心境にもなったりで。生き延びたおじいさんが「本当にやる価値があったのか?私にはそう思えない」と語っていたのが胸に響きました。
戦争映画だけど明るくて見やすい
ハッピーエンドってわけじゃないけども、暗くなり過ぎない感じで見やすかった。
独房に何度も入れられてた人のタフさというか、明るさというか、また脱走しそうな感じが、見てて元気になる映画でした。
長い映画だけど飽きずに見れました。
大脱走のマーチ・・
余りに有名な映画音楽なので驚いた。第二次世界大戦下、捕らえられた連合国軍の兵士がドイツの捕虜収容所から大規模な脱走をするというストーリー。地下トンネルを掘り、何十人も脱走する正にグレート・エスケープ。主人公のマックィーンがバイクで逃げ回るシーンはこの映画の見所なのだろう。ドイツ兵に捕まった脱走兵の顛末は・・1963年の有名なこの映画はスリリングで面白かった。
傑作
ド派手な大脱獄を期待していたが、そういう映画ではないみたいだ。
たしかに何人かは成功したみたいだが、道中何度も言っていたように、これはあくまでドイツ軍の後方のかく乱。
そう考えると、脱獄したらこんなことしたいだとか、脱獄した後について夢を語る人はひとりもいなかったかもしれない。
なるほどそれが目的だから彼らにしては成功?なんだろう。
もちろん、成功か?と最後にジェームズガーナーが言っていたようにあまりにも犠牲が多かったのも事実である。
これは戦争映画ではないが、最前線でなくてもこういう犠牲が尽きないんだなと。
それでもこの映画は常に大脱走のマーチが流れる。そんな陽気な映画に仕上がってるのがすごいと思う。
プリズンブレイクだとか見てたから、こんな古典的な穴掘りを見て逆に新鮮だった。
どんなに失敗しても次!次!って諦めないスティーブマックイーンがとてもかっこよかった。
独房なんて普通は孤独に耐えられないようなところなのに、一人キャッチボールをしながらもう、次の脱獄について考える彼がこの映画のヒーローだと思う!!
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