劇場公開日 1963年8月3日

大脱走のレビュー・感想・評価

全97件中、41~60件目を表示

5.0最高に面白い! 脱獄系映画の頂点

2022年2月6日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 脱獄系映画には面白いものが多い。 大脱走は、ドイツの捕虜収容所からアメリカ人兵士が集団で脱獄した史実を元にして作られた名作。 面白いので、今でも時折テレビで放送されている。 私も久しぶりにテレビで観たが、ハッピーエンドではないにも関わらず、戦争の悲惨さや薄暗さは皆無で、鑑賞後は爽やかな気分にさえなる。 やっぱり面白かった。

 実話が元とはいえ、完全なエンターテイメント作品として仕上げられている。 若き日のチャールズブロンソンやスティーブマックィーンが活躍するというだけで、 私の年代なら胸が躍る。 その時代にスターになる人たちというのは、今見ても魅力的だ。

 作品としての最大の魅力は、 登場人物たちと一体感を共有できること。 捕虜収容所から全員で脱獄しようという計画が立ちあがった瞬間から、観客も銀幕のスターたちといっしょに脱獄チームの一員となる。 そして、期待と不安を背負いながら、脱獄の道のりを手に汗握りながら追体験していくことになるのだ。

 面白さの鍵になっているのは、チームを組んだ各人が様々なスキルを持つスペシャリストであること。 みんなが力を合わせれば、勇気百倍で大きなことにも取り組めるという事を、映画を通して実感できる。 なんというか、自己啓発的な作用のある映画かもしれない。

 最高にカッコイイのは、マックィーンが連行されて独房に入れられた後、ひとりでボールを壁に当てて遊び始めるラストシーン。 敵には死んでも従わないという気概を表現した、アメリカ人ならではの粋な演出だ。

 観た人によって、心に残るシーンは様々だろう。 映画館でリアルタイムで観た世代には、忘れられない永遠の名作になっていると思う。

コメントする (0件)
共感した! 7件)
Garu

4.5希望を捨てない兵士たち

2021年5月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

戦争映画だし捕虜収容所の映画だということで重たい映画かと思ったのですが、前向きで希望を感じるとても面白い映画でした。
もちろん描かれているシチュエーションそのものは重いのですが、希望を捨てない兵士たちがとても素敵でした。
間違えなく名作です!

コメントする (0件)
共感した! 18件)
光陽

5.0見てなかった自分に、喝!

2021年5月23日
iPhoneアプリから投稿

今日の感想は、勝手に思い込んでいた正誤表でいきます。
1963年ってまだ生まれてないかったしさ(言い訳)。

✖︎犯罪者マックイーンが、バイクに乗って草原を駆け抜けて終わり。
◎「ドイツ軍捕虜」収容所から、脱走を試みる。バイクシーンはあるけど。

✖︎マックイーンが1人でコツコツ計画して、脱出。
◎いろんな分野のスペシャリスト捕虜が、お互い手を組んで脱出計画。
ちょっと銀蔵劇風ですが、人の区別はつきやすかった。

✖︎尺が3時間弱って、きっと飽きそう。
◎ストーリーは脱走に成功するか否か、とシンプルだけど。
「計画→実行→脱走者のその後」とメリハリがあるので、あっという間。
脱出したら大抵そこで「やったね!」で終わりそうだけど。
それぞれ1時間ほどの尺で、丁寧に書かれている。

✖︎犯罪物って、痛い場面とか怖そう
◎「穴掘り専門のエキスパート捕虜が、実は極度の閉所恐怖症(チャールズ・ブロンソン!)。
何度も脱走先から引き戻され→独房行きの主人公。
全体的に「大脱走のテーマ」マーチが流れていて、時にコミカルなのも面白い。

つまり、思い込みの斜め上をいく面白さでした。
家での長い映画は、タイマーセット&途中休憩すればいいことに、今回気づきました(遅い)。
見てよかった1作です。

⭐️今日のマーカーワード⭐️
「ONE  Chance!」(なんとかなる、と訳されてた)。

コメントする (0件)
共感した! 7件)
ゆき@おうちの中の人

4.0「何があってもへこたれない不屈の男たちのドラマ」

2021年5月9日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 5件)
penguin

2.0タルい。

2021年4月24日
iPhoneアプリから投稿

名作の誉れ高いが、のんびり感を楽しめるか否か。
すみません、今を生きる私にはタルかったです。
マックイーンの可愛らしさは買うか。
二人組ベースの親父だらけの群像劇にして、物語量が適切とは思えない。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
きねまっきい

3.0第二次大戦下のドイツで連合国の捕虜が二百数十名も収容されている収容所があった。 そこからほとんど全員が一斉に脱走しようという計画があった。 これは創作ではなくて実話だったという事が驚きである。

2020年10月1日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

興奮

幸せ

BSテレ東で映画「大脱走」を見た。
原題:The Great Escape
劇場公開日 1963年8月3日

ジョン・スタージェス監督53才(荒野の七人など)
スティーブ・マックィーン33才
リチャード・アッテンボロー40才
チャールズ・ブロンソン42才
ジェームズ・コバーン35才
デビッド・マッカラム30才

こんなにも有名な映画だが初めて見た。
テーマ曲『大脱走マーチ』はお茶のコマーシャルなどでみんな聞いたことがあるだろう。
ノーカット版でしかもCMも挿入されるので総上映時間は3時間半になった。

第二次大戦下のドイツで連合国の捕虜が二百数十名も収容されている収容所があった。
そこからほとんど全員が一斉に脱走しようという計画があった。
これは創作ではなくて実話だったという事が驚きである。

物語は前半いかに脱走しようかという計画とそれを実行に移していく過程。収容所の地下に全員が脱出できる穴を掘っていく。

後半は脱走した捕虜たちがいかに逃走していくのかという顛末を描く。

上映時間は165分。
満足度は5点満点で3点☆☆☆です。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ドン・チャック

4.0タイトルなし(ネタバレ)

2020年9月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
amco

4.0超大作!

2020年9月30日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

興奮

知的

終盤まで誰が主人公なのかピンと来なかったけど、実話が元だなんて信じられないくらいによく練られた計画とドラマティックな展開。脱出劇に終わらず、その先のストーリーも、これが現実、って感じだった。閉所・暗所恐怖症のダニーにとても感情移入した。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
みな

4.0今観ても感動する

2020年8月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

1963年公開なので50数年前映画だが、古臭さは感じない。
スティーブマックイーン、チャールズブロンソンなど名優がさすがの演技をみせる。
長い作品だが、全く時間を感じさせない、名作です。

コメントする (0件)
共感した! 16件)
りあの

5.0半世紀以上前に作られた、古さをまったく感じさせない大作映画

2020年6月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

第二次世界大戦のドイツ。捕虜となった連合軍兵士達が、ドイツの後方攪乱の為に脱走を試みる物語。

実話を基にし、当時のオールスターキャストで製作された大作。
壮大なスケールの映画でありながら、軽妙なBGMベースにしたテンポの良い展開、重くなり過ぎないストーリー、荒野のバイクアクションの爽快さ。それでも戦争の悲惨さを感じさせるラスト。そして、それでも軽妙なBGMに相応しいエンディング。
何回観ても飽きさせない、そして何回観ても1960年代に製作されたとは思えない新しさを感じさせる映画です。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
よし

5.0これが「大脱走」なのですね!

2020年3月1日
Androidアプリから投稿

恥ずかしながら、初見です。午前十時の映画祭がなければ、鑑賞せずに終わった映画だったかも…。見て良かった‼

ドイツ軍の描き方に多面性があって、ナチスドイツを悪者にしておけば大丈夫、みたいな価値観の平たさがないのが凄いと思います。
「脱走」という行為も、「軍人としての義務だ!」といえば、その通りですよね。
全体像はある意味俯瞰的で理性的なのに、ディテールは時に感傷的だし、インターバルがある長さなのにワクワク感が途切れないし、数多の評論家の方々が素晴らしいと評した理由がはっきりわかりました。

個人的にジェームス・コバーン好きなので、満足度が高いのは、その所為かも。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
kazmat

3.0強盗映画の王道

2020年3月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

強盗の強者達が計画した250人の大脱走に基づいた実話。有名なスティーヴ・マックイーンのバイクシーンと大脱走マーチが印象的。ハラハラドキドキの脱走シーンは見応え充分で明暗が分かれた逃走手段も面白い。一度は劇場の大スクリーンで観ておきたい名作。
(午前十時の映画祭にて鑑賞)
2020-41

コメントする (0件)
共感した! 7件)
隣組

4.0印象深いシーンが沢山

2020年2月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 2件)
ツネ

4.0ずいぶん昔にTVで見て覚えてるシーンは、トンネル掘ってるところと、...

2020年2月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ずいぶん昔にTVで見て覚えてるシーンは、トンネル掘ってるところと、マックイーンのバイクシーンだけでした。
脱走後も結構長いんですね。
脱走する迄は満点でしたー。

2023.06.14
午前10時の映画祭にて再鑑賞。
やっぱりマックイーン格好いいですね。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
やまぼうし

5.0マックイーン。カッコイーン。

2020年2月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

幸せ

まずは、不屈の男達に敬礼!実話ベースってのが凄い。で、何に一番驚くかと言うと、あの収容所の捕虜たちは、映画になった大脱走の失敗の後、新たなトンネル「ジョージ」を掘って完成させてるって事です。

中学生の頃、このマックイーンのスタイルがカッコ良くって、半袖のトレーナーを着てました。VANでした。マックイーン、ちゃんとバイク(BMW-R Series風に改造されたTriumph TR6)に乗れてる、と言うか、乗りこなしてる所も素敵です。

俺的には「大脱走」は歴史的な名画。一か所に集められた腐った卵。見方を変えれば、そのスジのプロが一拠点に集合した事になる訳で。脱走も大掛かりだし、準備も万端。やることが一国の諜報部門みたい。と言うか、「塀の中のMI6」。ミリオタ心をくすぐります。

塀の中に連れ戻された11人。最後に戻った"The Cooler King"のヒルツは、その名の通りにCoolerに直行。床と壁を叩く野球ボールの音は「不屈の魂」の象徴。ヒルツだけではなく、ここに集められた男たちの。

って事で。
やっぱ、最高でした。

で思うんです。映画界に革命をもたらした偉人の1人は、スピルバーグ。技術的な面もさることながら、技巧的に造り込まれた「見せ場」を、惜しげも無く連続して繋ぎ観客を飽きさせない。これは一つの大きな流れになったと思っていますが、「見せ場の連続」と言うやり方は、「ただただ大物アクションを安易に連発する映画」を生み出し、更には「ストリーそっちのけの早い展開・大きな仕掛けでアドレナリン放出させるだけの映画」が、世界中に蔓延する結果につながった。何か、ジョーズやインディジョーンズ後、そんな印象を持ってます。別にスピルバーグが悪い訳じゃないけど。

1963年7月4日にアメリカで公開された、この映画。確実に言える事は、今の映画界で、こんなもんは誰も作ろうとしないだろうって事。どう足掻いても、地味に埋もれちゃうよね。興業的にはナシでしょうよ。そんな事を考えると、映画が終わっても、席から立ちたく無い気持ちになってしまいました。でも。トイレ行きたかったので、そそくさと立ちました。

大脱走よ。永遠なれ。
マックイーンもコバーンも、大好きです。子供の頃、テレビで見た時、コリンが撃たれる場面で泣いてしまった事を思い出しました。

午前10時の映画祭にて。

コメントする 6件)
共感した! 21件)
bloodtrail

5.0午前10時の映画祭で鑑賞

2020年2月23日
Androidアプリから投稿

半世紀以上前の映画でも、全然新鮮な気持ちで観れました。最強の娯楽映画です。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
もってぃ

4.5脱獄映画の金字塔‼️

2020年2月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

午前十時の映画祭で鑑賞。
あのワンハリのリックダルトンが主演候補だったという今作。
50年以上も前の映画だったがめちゃくちゃ面白かった😂
国に帰りたいからだけでなく、脱獄し逃げ回ることで、敵兵を捜索に使わせる。彼らにとって脱獄は敵と戦うことと同じ。この視点が面白かった。
主人公ヒルツ、最後の紹介、酷いあだ名笑。何回も脱獄するからだけど、そもそも看守みんな優しすぎ。
他の登場人物も偽造屋、情報屋と細かく役割が振られ、キャラもしっかり立ってて良かった。
映像技術の発展云々よりやっぱり内容だね。名作は色あせることはないと思った。

コメントする (0件)
共感した! 8件)
いたかわ

3.0実話がベースというのが驚きの、やや緩いお話

2020年2月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

興奮

午前十時の映画祭で、「大脱走」を観る。不屈の男を描いたら第一人者と言われた「荒野の七人」のジョン・スタージェス監督の有名な作品だが、「荒野の七人」もそうだが、話の流れが結構緩い。たしかに、スティーブ・マックイーンはかっこいいが、リチャード・アッテンボローはあまり好きになれない役柄だし、チャールズ・ブロンソンやジェームズ・コバーンもなんか今ひとつのキャラクター設定。マックイーンとジェームズ・ガーナーのアメリカ兵役を持ち上げすぎたせいか、原作の元となった実話の生き残りのオーストラリア兵が「この映画は嫌い」と言ったのもむべなるかな。
実話でもホントにドイツ人の監視はこんなにゆるゆるだったのかが知りたくなった。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
naochan926

4.0軽妙で、洒落ていて、コミカルで、サスペンスフルで、悲劇的

2020年2月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

午前十時の映画祭10にて観賞。

エルマー・バーンスタインによるテーマ音楽は「荒野の七人」とならんで、誰もが知っている名曲。
捕虜たちが次々に収容所に連行される映画の導入部で行進曲として演奏されるこの主題は、脱走の準備工程を丁寧かつコミカルに描く物語の中心部では男たちの不撓不屈ぶりを軽快に演出し、いざ作戦が決行されサスペンスに急転回すると、やがて訪れる悲劇に向かって主旋律も重苦しいトーンに変化する。
映像に音楽をピタリと合わせるのは、昔のハリウッド映画では珍しくはないが、それにしてもジョン・スタージェスとバーンスタインは見事に息が合っている。

ブロンソンズ(みうらじゅん&田口トモロヲの音楽ユニット)がこの主題に歌詞を乗せて唄った歌が頭をよぎった…
「掘るっ🎵穴〜を掘るっ🎵」

さて、戦争は殺し合いなのだが、国際法で捕虜の虐殺や虐待は禁止されている。
また、捕虜であっても階級は尊重され、それに応じた待遇を受ける。
捕虜収容所を舞台にした映画には名作も少なくない。それらでも、意外と自由に捕虜どうしが交流していたり、看守側と捕虜側の上官が対等に会話していたりする。

本作は、脱走の常習者たちを集めた特別収容所が物語の舞台なのだが、捕虜のラムゼイ大佐(ジェームズ・ドナルド)が、脱走は戦線の後方撹乱 のための任務だと言う。
遅れて収容所に到着するリチャード・アッテンボロー演じる「ビッグX」ことバートレット少佐を筆頭に、脱走常習犯の彼らは、つまり脱走しては捕まることを繰り返しているのだから、失敗ばかりの連中だと思っていた。だが、そもそも脱走は不可能だと知りつつ敵軍を混乱させることを目的に脱走を繰り返していたのかと納得。

トンネル王ダニー(チャールズ・ブロンソン)は実は暗所閉所恐怖症で、残りわずかなところで狭いトンネルに耐えられなくなる。穴掘り仲間のウイリー(ジョン・レイトン)が彼を励まし勇気づけて脱出させる。
一匹狼のヒルツ(スティーブ・マックイーン)は独房仲間のアーチボルド(アンガス・レニー)が精神的に追いつめられて悲惨な死を遂げたことで、バートレット達の計画に献身的な協力をする。
視力を失った偽造屋コリン(ドナルド・プレザンス)が懸命にそれを隠そうとする様を見て、調達屋ヘンドリー(ジェームズ・ガーナー)は決死の思いで介助しながら共に脱走する。
この映画は、諦めない男たちのチームワークと友情を一見軽妙に描きつつ、戦場であるからこその無情も描いている。
コリンを死なせてしまい再び収容所に戻されたヘンドリーは、50人もが殺されてしまったことを知って、この作戦は決行する意味があったのかと問う。

死者50人、負傷者ゼロ、という事実に胸を痛めたのは、ナチス軍の収容所長(ハンネス・メッセマー)も同じだった。彼は更迭され、収容所を去っていく。
独房の看守はセリフはないが、何度も独房送りとなってやって来るヒルツのことを気にする素振りを見せる。
ヘンドリーに騙される若いナチス兵のお人好しぶりなど、敵方の人間みも描かれている。

コメントする 2件)
共感した! 18件)
kazz
PR U-NEXTで本編を観る